2020年07月10日

新型コロナウィルスの感染に注意しながら、足立区立保木間小学校で足立区の伝統野菜「千住ネギ」の復活栽培を行った。


巻島正之校長からの要請があって足立区立保木間小学校では、
昨年から足立区の伝統野菜「千住ネギ」の復活栽培が始まり
今年で2年目になる。

足立区農業委員会(荒堀安行会長)では、
地元の伝統野菜「千住ネギ」の復活栽培を始めて6年になるが、
荒堀会長が始めた取り組みに賛同し、4年生が栽培を始めた。

今回は、新型コロナウィルスの感染拡大から、
学校が臨時休校になったこともあり、
どうなる事やらと心配をしていたが、
足立区の農業委員会が荒堀会長の意を受けて、
各学校との調整を重ねて、
今年はできる範囲で実施しようと云うことになった。




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先日、農林中金総合研究所の田口さつき主任研究員と、
古江晋也主任研究員が、江戸東京野菜の取材に見えたと、お伝えした。

その時に、何かイベントの取材をしたいというので、
足立区立の小学校で「伝統野菜千住ネギ復活授業」が開催される
とお話ししたので、田口主任研究員と、古江主任研究員が見えて、
授業実施前に巻島校長に聞き取りの取材をしていた。

上の画像をタップする
今回、農業委員会からは、荒堀会長と、
馬場博文委員、宇佐美一彦委員、足立区産業振興課からは、
篠崎努係長、築出大典主事と、古宮陽平主事が参加した。






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授業は、新型コロナウィルス対策として、
校庭で行うことになったが、当日は、熱いくらいの日だったので、
藤棚の日陰に、生徒たちは並んだ。

上の画像をタツプする
巻島校長の挨拶に続き、
荒堀会長は「千住ネギ」をなぜ栽培するのかにつて話されれ、
特に、市場に出回っている一代雑種との違いを説明、
柔らかくて美味しい千住ネギを来年の4年生に伝えるように話した。






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千住ネギ「種の伝達式」が行われた

昨年、初めて同校で行われた千住ネギの栽培は、
5年生になってネギ坊主を実らせ種を採種した。

5年生は、全員が4年生の前に並び、
リボンで結ばれた種の袋を、代表の生徒に渡した。

渡すときに、5年生は、栽培の注意点を4年生達に伝えた。
ひとつは、水やりを忘れないように!!
二つ目は、雑草を生やさないように、草むしりを忘れないこと!!





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種の伝達が終わると、私の出番で
毎年パワーポイントを使って「千住ネギ」の話をしているが、
今年は、パワーポイントは使えないので、飽きないように・・・。

上の画像をタップする
話に先立って、千住ネギの栽培で重要なことを質問した。

それは、5年生の一人が「種の伝達式」の時に、云ったことを、
集中して聞いていたか、5年生の思いは伝わったかを確認したが
何人かが手を挙げた、

指名した女生徒は「草を生やさない」「水やりを忘れない」と
5年生の思いを受け止めていた。

今回は、外で行うことから、長い話はできないので、
関西の葉ネギ文化と江戸から普及した根深ネギの文化の違い
について話した。





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種の播種については、地元地区の農業委員、
馬場博文さんと宇佐美一彦さんが見本を見せて
播種の仕方について、指導された。

上の画像をタップする
5年生から受け取った種袋は、先生から各班に分けられたが、
5年生からのメッセージが書かれていた。

種を蒔き終わった後、生徒たちはメッセージの封筒はしまっていた。

農林中金総合研究所の田口主任研究員と古江主任研究員は、
授業の様子を写真に撮りながら取材していた。

追伸
令和2年度都市農業機能発揮支援事業(農林水産省)を実施する
「農の機能発揮支援アドバイザー」として派遣された。
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