「命をつなぐ千住ネギ栽培授業」が、
足立区農業委員会の指導で実施された。
農業委員会事務局の足立区農業振興係の築出大典さんからは、
前回実施した保木間小学校と同じように
校庭で実施すると聞いていたが、
当日は雨が降っていて体育館で実施することになった。
従って、パワーポイントで行うというので持参した。
千住ネギの授業はただ千住ネギを栽培するだけでなく
来年の今頃、4年生に、千住ネギの種を伝達するという、
大事なミッションがありますと、生徒たちに伝えた。
上の画像をタツプする
足立区農業委員会では小学校での取り組み
「命をつなぐ千住ネギ栽培授業」としてのパネルを作っていて、
「種の伝達式」「種まき(7月上旬)」「定植(9月中旬)」
「土寄せ(10月上旬)」「収穫(12月上旬)」「種取り(翌5月頃)」
実ったネギ坊主から種を取り、
翌年の4年生に種の伝達を行うと云う、サイクルとなっている。
一年を振り返って、子どもたちの感想も、掲載しているが、
一年の成果として、企画サイドの思いは、
生徒たちに伝わっている。
ソーシアルディスタンスをとって、挨拶をされた。
足立で昔栽培されていた伝統の千住ネギを栽培する意味を話された。
上の画像をタップする
農業委員会からは、地元の委員として、
内田宏之委員と星野信雄委員が参加し
農業委員会の事務局を担当する産業経済部産業振興課の
吉尾文彦課長、農業振興係の坂田茂係長がスタッフとして参加した。
昨年実施した5年生各クラス代表が4年生のクラス代表に、
その思いを伝えで手渡し、
上の画像をタップする
4年生は4年生の思いをクラス全員で受け止め、
一生懸命栽培すると応えた。
かつては水田地帯で、同区は隅田川、綾瀬川、中川、毛長川など
川に囲まれ、さらに用水が水田に水を供給していた。
千住は、奥羽街道、日光街道、水戸街道の起点になる交通の要所で、
そこには江戸三大市場に数えられる市場が生まれた。
上の画像をタップする
「千住ネギの話」は、そんなプロローグで始まり、
水田以外に野菜も栽培されていて、千住にはネギが伝わり、
周辺ではネギ栽培が盛んで・・・
また、千住市場には埼玉や千葉からもネギが持ち込まれ、
千住市場のネギを千住ネギと云われるようになる。
足立区の吉尾課長、坂田係長が補佐した。
上の画像をタップする
荒堀会長、内田委員、星野委員は、
各班を回って種まきの指導をされていた。
同校の畑は、屋上にあるが、教室に囲まれた中庭には、
プランター栽培がおこなわれ、キュウリにゴーヤが、
カーテンを作っていた。
追申
ふたつ持ってこられ、一つは三宅校長に手渡して、説明された。
上の画像をタップする。
「千住ネギの話」の中では、
現在の足立区の代表的な農家を紹介している。
江戸東京野菜の菜花を栽培している、荒堀会長は「紫芽」、
寶谷実さんは伝統小松菜の「菜花」、
新しい農業形態では、新井宏冶さんの「水耕栽培」を紹介しているが、
その中で、足立区興野の内田宏之さん和子さんご夫妻は、
本田うりを栽培していることを、
頂いた「本田うり」を生徒たちに見せながら紹介した。
追伸
令和2年度都市農業機能発揮支援事業(農林水産省)を実施する
「農の機能発揮支援アドバイザー」として派遣された。