「東京私立初等学校協会の社会科研究部」から依頼されて、
練馬区立野町の井口良男さんの畑に、ご案内したことは紹介した。
私立小学校の近くにある農家を紹介してほしいというので、
東京の代表的な農家の一軒・立野町の井口さんの畑の向こうに、
成蹊大学があるのを知っていたから、
事務局の先生にお伝えして同校で実現した。
井口さんの畑に近いご縁を生かして、
江戸東京野菜の栽培をお願いしようと考えていたが、
成蹊小学校の先生 からメールをいただいていたので、
こちらの思いをお伝えしたところ、
山本剛大教諭からメールをいただいた。
成蹊小学校では、栽培学習に力を入れていて、
その中で、”地の品種の野菜 ”にこれからシフトしていこうと、
江戸東京野菜の栽培を検討していたとのこと、
早速メールでのやり取りから、同校に伺うことになった。
同じ世代で、江戸東京野菜にも注目していただいているので
気安く、お誘いをしてしまったもの。
小学生の頃は、電気好きの少年だったそうで、
今でいう電気の「博士ちゃん」で、成蹊大を卒業してNECに入社し、
一貫して衛星に搭載する機器やシステムの設計・開発に従事、
衛星開発に携わったという方で、小学生の頃の夢が、努力の結果、
実現したことを、生徒たちに伝えることも重要なことで、
授業で生かせないかと山本先生に紹介した。
授業は、9月になってから、
同校のホールで江戸東京野菜の物語をお話し、
その後、升本さんの授業と云う段取りを、山本先生に提案した。
追申1
升本さんとのご縁は「東京べかな」なので、升本さんと、山本先生に
加藤晴久さんが栽培した「東京べかな」を、お土産にお持ちした。
升本さんは、ご自分がプランターで栽培した「東京べかな」と比べ、
プロの農家が栽培したものは「さすがだ」と驚いていた。
追申2
挨拶代わりに「江戸東京野菜の物語」を山本先生にも差し上げた。
新聞各紙が過分なる書評を書いてくれたが、
20日のfacebookでは、味の素食文化センターが紹介してくれた。
尚 授業は令和2年度都市農業機能発揮支援事業(農林水産省)
を実施する都市農地活用支援センターから「アドバイザー」として
派遣される予定。