2020年08月19日

7月の豪雨と強風になぎ倒された滝野川大長ニンジンの花が、そのまま結実していた。


江戸東京野菜の根菜の中でも、色合いから好まれているのが、
ニンジンだ。

根菜の多くは白く、葉菜は緑だったりで、色彩のバランスから、
赤と云うより赤橙色のニンジンの滝野川ニンジンにしろ、
馬込三寸ニンジンにしろ、その色合いから需要が多い。

滝野川ニンジンは、平成27年に滝野川大長ニンジンとして
登録されている。








1-1-1.JPG

滝野川大長ニンジンの採種については、
先月立川市の清水丈雄さんの畑を紹介した。

畑の近くまで行ったので寄ってみたが、
梅雨があけて連日の猛暑の中で、種が実っていた。

上の画像をタップする
清水さんが、採種した後、まだ畑には残っていた。
小さな種で、マクロで撮ったが、小さな虫のような形をしている。






2-0.JPG

7月の初めに豪雨が降ったがその時の強風にあおられて、
滝野川大長ニンジンの花が咲いているままに
なぎ倒されてしまった。

上の画像をタップする
江戸東京野菜のニンジンは、
滝野川大長ニンジンと、馬込三寸ニンジンとがあるが、
江戸から東京に導入された時代や導入地が異なる。

ニンジンは中央アジアのアフガニスタンに分布しているが、
短根種がトルコからヨーロッパに伝わり、
長根種のニンジンは、シルクロードを通って中国に伝わった。
日本には室町の頃、中国から伝わったもので、
明治になって短根種が導入されるまでは、長ニンジンしかなかった。

追録
にいがた在来作物研究会の小田切文朗会長からFaceBookで
「新潟の在来種 "曽根人参(仏国大長の系統と言われています)"
の種を採ったことがあります。まさにその画像と同じで、
懐かしいです。」とあった。
私の知るところ明治43年の新宿農事試験場がフランスから輸入した
仏国大長人参がカタログに掲載されている。

人参.bmp
上の図をクリックると拡大


posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 江戸東京野菜と生産者達
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