2020年08月22日

馬込半白キュウリの収穫を終えた小平の宮寺さんが、余蒔(よまき)で定植作業をしていた。


馬込半白キュウリの栽培をしていた小平市の宮寺光政さんは
7月の初めに収穫を終えたが

余蒔きキュウリで再び栽培するという。

余蒔きは、春に蒔いて余った種を夏蒔で再度栽培するもので、
江戸の昔から農家は余蒔きで栽培していたが、
交配種の時代になり、キュウリは一年中栽培されるようになった。

宮寺さんは、馬込半白キュウリを余蒔きで栽培するのは始めてだと
云っていたが、
今年採種したタネから芽が出るか気になって10粒、
試しにボットに蒔いてみたら芽が出たので、
他のキュウリと一緒に余蒔きにすることにしたという。





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余蒔きキュウリとして、市販のキュウリをハウス内に定植しているところだったが、加えて馬込半白キュウリも丁寧に定植していた。

上の画像をタップする
例年の暑さが続けば、9月下旬から10月上旬に収穫されるという。
楽しみだ。



この度の、馬込半白キュウリの余蒔き栽培のように、
宮寺さんは、江戸東京野菜の復活に貢献していただいた。

2007年11月11日に、品川カブが復活し収穫された。


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2010年11月には、青茎三河島菜が復活し収穫された。
品川カブと青茎三河島菜は2011年に江戸東京野菜に登録された。

2012年1月には、汐入ダイコンが復活し収穫された。
汐入ダイコンは2012年に江戸東京野菜に登録された。



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2013年8月には、浅草木馬亭で開催されたイベント会場に
復活し収穫された内藤カボチャが展示されていた。
内藤カボチャは2014年に江戸東京野菜に登録された。



posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 江戸東京野菜と生産者達
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