江戸東京野菜コンシェルジュの森川洋一さんは、江戸ソバリエで、中でもルシックの資格を持ち、江戸ソバと江戸東京野菜を結び付けたイベント、更科堀井の四季の会にも毎回出席していただいている。
幻の小麦「柳久保」を、手打ちうどんで食べてみよう!そして季節の江戸東京野菜の天ぷらと一緒に食べたい、ということで、土曜日の昼下がりに江戸蕎麦の名店「一栄」のつけ汁で一杯やりながら手繰り(食べる)ましょう、と森川喜市商店のプロデュースで開催されたもの。
東久留米市の「柳久保小麦」は、江戸東京野菜と同じ東京の穀物で、江戸から伝わってきた小麦で東久留米市の農家などによって生産され、商品開発も進んでいる。
新型コロナウィルスの感染を恐れて、何度か延期されたが、この程、少人数で昼の時間に開催された。
お蕎麦では、「更科」「砂場」「藪」、などの系列があるが、
同店は、「一茶庵」系のお店で、
ご主人の森田高虎氏は本店で修業している。
ご主人を師と仰ぐのが森川さんだ。
森川さんは、江戸ソバリエのルシックを受験するのに
同店でソバ打の技術を学んでいる。
ルシックは、そば打と、食べ方について、
同協会のコンテストで合格した方に与えられる資格で、
江戸ソバリエ、1700名中、200名という狭き門。
そば打の技術は高虎師匠のお墨付き。
上の画像をタップすると次第。

千住ネギ(井之口農園)、寺島ナス(清水農園)、
谷中ショウガ(小坂農園)、滝野川ゴボウ(岸野農園)。
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森川さんの主催者の挨拶で始まつた。、
引き続き乾杯は、金子ゴールデンビールと、ねり丸サイダーで、
金子ゴールデンビールは、発売10周年記念ビールが出てきた。
東久留米市の皆さんの支援で
奥住和夫さんが復活普及に頑張っておられた。
「柳久保小麦のうどん」は乾麺として販売されていて、
旨いうどんとして人気があるが
今回、森川さんの、”手打うどん” は絶品だった。旨い!!
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手打うどんの前に、滝野川ゴボウとお蕎麦の揚げが「お通し」で、
ゴボウは、さらすと黒くアクが出るが、
滝野川ゴボウはアクが出なかったとは森川さん。
薬味のネギは、
左が、江戸千住の「千住ネギ」と、右が「砂村一本ネギ」
千住ネギは、井之口喜實夫さんが栽培したもので、
前日に同店に持ち込んだようで、ネギの匂いが、店中に香ったと云う。
滝野川ゴボウ、谷中ショウガ、寺島ナス、
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この後、森川さんの手打「柳久保小麦」の塩抜きうどんが出てきた。
塩を入れるのを忘れたと云っていたが、柳久保の旨味が十分出ていて、
こちらも旨い。
五色蕎麦の予定だったが、高虎師匠がダッタンそばを加えて、
六色の手打そばを出してくれた。
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@、田舎そば、A、芥子の実そば、B、柚子切そば
C、せいろそば、D、ダッタンそば、中国のそば。
E、更科そば、一茶庵系では「白雪そば」としている。
同店の蕎麦は、北海道、上士幌町産。
先日の当ブログをご覧になった森川さん、参加者に喜んでもらおうと、
わざわざ大泉の村田農園に行って「鳴子ウリ」を購入してこられた。
マスクメロンのような香りと、控えめな甘さは、
戦国時代から伝わってきた味で、参加者は感動されていた。
お土産は、森川さんの配慮で、真桑ウリの「鳴子ウリ」、
檜原村の「おいねのつるいも」、金子ゴールデンの「ビール麦茶」、
が参加者に配られるなど、森川さんの心づくしの企画だった。
森川さんありがとうございました。
金子ゴールデンの「ビール麦茶」については、16日文化放送の
「浜美枝のいつかあなたと」で放送された
追録
参加されたのは、表参道でお会いした「宇宙の理」の山口ウリさん、
コンシェルジュ8期の福島珠美さん、谷川洋子さん、9期の亀島由美子さん
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