2020年09月07日

東京の酪農家の中でも23区内では1軒の小泉牧場の三代目小泉勝さんを訪ねた。


東京の酪農は、明治の初期がピークで、
東京都心にはたくさんの牧場があったことを、最近紹介している。

小泉牧場は、岩手県小泉町出身の小泉藤八氏が昭和10年に開設した。
練馬区の酪農家としては、昭和18年に渡辺徳右衛門さん(当研究会の渡邉和嘉さんのお祖父さん)の子牛の誕生記念の写真が残っている。

東京23区では、昭和57年東大泉の関口牧場が、
昭和60年に世田谷区赤堤の四谷軒牧場が幕を閉じたことで、
現在、23区内に残る牧場は、小泉牧場だけになってしまった。

小泉さんには、2013年に伺って、話を聞いたことがあるが、
その後ご無沙汰していた。

現在は、2代目与七さんと、3代目の勝さんに、研修生2人の4人で
搾乳をしている。






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伺った時、小泉さんは作業着のつなぎを脱いで休息中だったが、
話を聞かせてもらった。
現在、乳牛が50頭で、内搾乳しているのが35頭で、
夏場は暑くて550キロリットル(冬場で800`レベル)。

東京都酪農業協同組合(都酪農)の車が回ってきて、
秋川にある協同乳業の東京工場に持っていく。
協同乳業は名糖ブランドでも、販売しているが、
東京の酪農家が搾乳した生乳は ”東京牛乳”で販売している。




1-3.JPG

小泉さんは、小学生などに酪農の命の授業を実施していて、
YouTubeの「都市の未来をつくる都市農業」の
6分17秒から小泉牧場の酪農体験が紹介されている。

上の画像をタップする
小泉さんの仕事は、毎朝、お父さんの与七さんから引き継ぎ、
朝5時から10時まで作業。
11時から15時まで作業。15時から22時まで作業で、
土日も同じようだが、

今年は、新型コロナの関係で、
小学生の受け入れをお断りしている関係で、
時間的には余裕が生まれているそうだ。






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上の画像をタップする
北海道から戻った初任牛は、この牧場にならす必要があり、
足をすべらさないように石灰を撒いているという。

「北海道から戻った!」と云うので、そこを詳しく聞いてみた。
若い牝牛に種付けするには、都酪農のメンバー西村畜産(家畜商)が、
東京の牧場から若い牛を集めて大型トラックで茨城の大洗まで運び、
そこから船で苫小牧へ、そして十勝の山田牧場に・・。

山田牧場は、北海道十勝本別町の乳牛育成専門牧場で、
1年2カ月預託する。
広い牧場で足腰を鍛えられて、約1年〜1年2カ月育て、
分娩2カ月前に北海道から帰ってくる。

この戻ってきた牛は、9月中旬には子牛が生まれると云うので、
生まれたら見に行こうと思っている。

生まれた子牛は、8カ月したら前橋にあるスモール市場に出されるが、
ホルスタインのメス牛が生まれた場合は小泉牧場で育ててから、
北海道へ送るという。

追申
FaceBookの小泉牧場はここから

posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の農業と農業者達
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