練馬大根の採種は、練馬区から依頼されて、平和台の渡戸章さん、大泉の白石好孝さん、土支田の五十嵐透さんが、練馬大根伝来種保存委託事業に協力しているが、このことは、当ブログで紹介している。
渡邉さんは、三人の種の採種の時に、白石農園に行っていたことから、分けてもらった種。
練馬大根の播種は、8月末に蒔くものだった。一名100日大根と云われた。
これは、沢庵漬けにするために、11月には抜いて、12月の上旬には干しあげて、漬物屋さんに納める必要があるためで。
しかし、地球の温暖化で、播種日が8月では暑すぎることから、9月になってからに代わってきていて、遅くても暖かいことから生育が早く、収穫日は変わらない。
渡邉さんがこの時期に蒔くのは、畑のローテーションで、この時期になった模様。
村田農園では、干しあげてから漬物にして、JAなどで販売するため、遅れても問題はない。
飲食店の皆さんから、1月、2月になって欲しいと云われることがあるので、11月に抜かないで残してもらう場合もある。
この場合、気がかりなのは、抽苔で、花が咲いてしまうと食味は格段に落ちることから生産者に対して無理も言えない。
渡戸さんは8月末に蒔いていたが、これは間引き菜として、販売するもので。
練馬大根は間引き菜も人気で、渡戸農園の「すずしろ」では、早く蒔いた分は全部間引き菜として販売する。
漬物用には9月第一週に蒔くそうだが、知り合いの飲食店から頼まれているのもあるそうで、2月のはじめぐらいまで、畑においてある。
井口良男さんの畑では、9月11日に撮った写真だから、9月4〜5日頃に蒔いていた。