2020年09月17日

大先輩が「東京べかなと宇宙開発」のテーマを語る、私立成蹊小学校4年の授業を参観した。


私立成蹊小学校の4年生の授業に先週伺ったが、同校の大先輩の升本喜就さんは、お忙しくてお見えになれなかった。

升本さんは、小学校の頃から電気好きの「博士ちゃん」、その後、中学、高校、大学と更に知識を高めて衛星を作る事を仕事にした方、
しかも、東京の伝統野菜「東京べかな」の栽培も行い、3代にわたって採種したという。
そこで、4年生の授業で、お話しをしてもらったらと、担任の山本剛大教諭に提案して実現したもの。

升本さんは普段、ご専門の講演会では、1時間半から2時間でお話をしているそうで、その感覚で、後輩たちにあれも話そう、これも話そうとパワーポイントの内容は膨れていったようで、1時間のパワーポイントが出来上がった。

しかし、小学校の1時間の授業とは45分授業だと聞いて、今度は削るのが大変で、途中スキップする場面もつくったと伺った。





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「東京べかなと宇宙開発」のテーマで話された。

私も、升本さんが東京べかなとの出会いと、
宇宙開発の話が聞きたいと思っていた。







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升本さんは自己紹介から入った、
1951年に成蹊小学校に入学、電気に興味がある子だった。
中学2年でアマチュア無線の国家試験に合格し、アマチュア無線局を開局・
以後、高校・大学を経て、1967年に、NEC入社、人工衛星の開発を担当された。


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「東京べか菜の歴史」として、「東京べかなは明治時代に中国から伝わった山東菜(白菜の一種)が起源とされている」

生徒達は、メモ用紙を床に置いて、升本さんの話に興味を示し、盛んにメモをしていた。

「6年ぐらい前に、友人からべかなの種を貰って、8月に鉢に蒔いたら、すべて発芽しました。
少し大きくなってきたと思ったら虫に全部食べられてしまった。

11月に再度種を蒔いて、今度は鳥が来て食べられました。
今度は家の中に入れて栽培しました。葉をむしって食べてみると癖の無い美味しい野菜でした。

その後、観察していたら、茎が伸びて、菜の花のような花を付け、種が30粒ほど採れました。
東京べかなは生命力が強く、収穫までの期間が2カ月で食べられる野菜でした。」と
写真をもとに詳細に説明された。

「そのうちに、帰還型の補給船ソユーズ、スペース✕のクルー・ドラゴンに搭載して、宇宙空間で飛翔した後に微生物の研究が行われた。
宇宙ステーションで東京べかなが栽培されていることを知りました。
宇宙飛行士は何カ月も、宇宙に居るので、新鮮な野菜を食べる必要がある事から、「東京べかな」の栽培研究が始まりました。」






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「1967年NECに入社、人工衛星の頭脳を完成させ、打ち上げに成功、衛星の頭脳の専門家としての道が拓け、在職中に10数機の人工衛星搭載機器、人工衛星システムの開発に従事しました。」

1999年から2005年 宇宙科学研究所の共同研究員。
2006年から、東北大学の小型衛星開発サポーター

開発した主な人工衛星。
・地球の磁気圏を探査する「EXOS-Bじきけん」
・オーロラを観測する「EXOS-D3あけぼの」
・ハレー彗星を探査する「MS-TSさきがけ」「PLANET-Aすいせい」
・太陽を観測する「SOLAR3-.Aようこそ」 
・アマチユウ無線衛星「JAS.2 ふじ2号」
・宇宙研の小型衛星「INDEXれいめい」
・東北大会小型衛星「SPRITE.SAT、RISEI
その他、5機です。





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最後に升本さんは、児童へのメッセージを画面に映して話しかけた。

今回の、人工衛星の話は、かなり専門的な話だったが、質問の時間になったら、4人の児童から手が上がった。

Q、一台の人工衛星を造るのに、どのくらいの日時がかかるのですか
A、始めは3年ぐらいかかりました。最近は衛星が大きくなりましたから10年くらいかかります。みんな驚く

Q、振動に強い人工衛星を作るにはどんな工夫をされましたか
A、がっちりと固めました。

Q、弱い電波を受けるのは、なぜ長野県になったのですか。
A、良い質問です。交通の激しいところや、飛行機の飛ぶところではうるさいので、妨害のない静かなところが良いからです。

升本さんに、お礼を言って終了した。

追録
山本剛大教諭は、亀戸大根も栽培すると伺ったが、
江戸城濠大根の種をお渡しした
この大根も、江戸の歴史が詰め込まれているとお伝えした。

posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 小・中・高 食育の取組
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