檜原の生産者鈴木留次郎さんに教え頂いたのが、2017年8月で、
檜原の藤倉集落の倉掛の生産者を紹介していただいた。
白岩ウリは、果肉が厚いキュウリで、果皮が黄色く変色するまで
大きく育てて、採種できるようになってから収穫して、
果肉の部分をピラーで削って食べると伺った。
白岩ウリと同じようなキュウリが、南西諸島・奄美大島の
伝統野菜シマウリで、紹介されていた。
他県の事なので発祥がいずこなのかは調べていなかったが、
同じようなウリが、洋上150`、沖縄の伝統野菜として、
琉球王朝の宮廷料理で食べられていたと、月刊野菜情報に
「モーウイ(赤毛瓜)」が紹介されていた。
琉球と薩摩との交易圏の中では、南西諸島は通り道だ、
そこで・・・・・。
(奄美大島のトウガラシ「島コショウ」と中野さん)
鹿児島大学農学部附属農場技術専門職員の中野八伯さんに
お聞きすると、
「奄美群島にはモーウィを含めて3系統のキュウリがあります。
3つとも収穫期は大きくてオレンジ色をしていますが、
幼果期は模様も色も全く違います。
ただ、食べ方は3つともだいたい同じです。
皮を剥き種をとり、薄くスライスしたものを酢の物にしたり、
味噌汁に入れたり、炒めものに使ったり、
ブダイの付け合わせとして酢味噌で食べたりしています。
(ブダイはクセが強い魚なので
島キュウリの酢味噌あえは欠かせません。)
沖縄も奄美大島もキュウリは、似たような食べ方をしていて、
この事から南方から伝わったことは推測できます。」
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これは参考になる。