2020年10月06日

新宿区立鶴巻図書館で3日、「早稲田みょうが」の歴史と東北支援の早稲田かつおフェスタを紹介した。


ワセダグランド商店会が主催して「早稲田かつおフェスタ」は、今年も9月27日(日)〜10月18日(日)まで、開催されている。

この企画を、後押しする形で、新宿区立鶴巻図書館から「早稲田みょうが」のテーマで講演を依頼されたことは紹介した。

伊藤正志館長の話では、新型コロナウイルス対策として、10名に限定するとのことだったが、申し込みが多くなったことから2回の開催で20名となった。

これまで、江戸東京野菜の講演では、一品目として「早稲田みょうが」の話をしていたが、今回は、早稲田みょうがと早稲田かつおフェスタの歴史、早稲田地域の人々の思いをなどについて、1時間のパワーポイントを作ってレジュメを配布した。





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1時30分からの講演には、2人、3時からも2人の、地元小・中学校の生徒が参加し、盛んにメモをしていた。
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早稲田地域に設置した江戸東京の農業説明板は、「早稲田みょうが」と「神崎の牛牧」がある。


早稲田みょうがの記録

「早稲田みょうが」が記録に出てくるのは、享保20年の ”続江戸砂子温故名跡誌” で「早稲田茗荷 牛込の内、高田の近所 他所にすぐれて大く美味なり 江府のめうが多く 此辺より出る」とある。





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文政6年の記録によると、産地名は明記されていないが、11代将軍家斉が、ミョウガの子やミョウガタケを食べていた。




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嘉永7年2月、ペリー提督は横浜に上陸、幕府の歓待を受けているが、ミョウガの入った筑前煮を食べている記録もある。


江戸時代の川柳に「鎌倉の 波に早稲田の つけあわせ」

文学に出てくる早稲田みょうが

田山花袋は明治19年に14歳で家族と上京しているが、以後「東京の30年」(大正6年発行) に鶴巻町の茗荷畑を書いている。

早稲田から鶴巻町へ出て来るところは、一面の茗荷畑で、早稲田の茗荷と言えば、野菜市場にもきこえたものであった。私達はその茗荷畑の中に細く通 じて末は野の雑木林の中に入って行く路をよく歩いた。 時には又、婆さんがその取り立ての茗荷を籠に入れて負って売りに来た。 」とある。




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相馬御風は、明治35年に早稲田大学文学部に入学しているが、当時の茗荷畑の思い出を、昭和24年に、〜みょうが畑時代〜に書いている。

早稲田ミョウガ捜索隊

2010年6月に「早稲田ミョウガ捜索隊」が結成された

早稲田みょうが捜索隊の捜索活動の一端を紹介した。
その後の捜索は・・・。




早稲田みょうがの発見
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NHKニュース7のテレビクルーと共に早稲田ミョウガを発見した。

明治26年からお住いの茗荷邸からミョウガの根茎をいただいた。




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井之口喜實夫さんが栽培してくれ、一年目は、植えっぱなしで放置されていた根茎を育成することに総力をかけ、

2012年に間違いなく早稲田ミョウガであることが確認された。

早稲田大学の早田宰教授が東北震災復興支援に活用したいと
協力を求められた。

当時の全国農業新聞に書いている。

これ等の経過については、
当ブログのカテゴリ「早稲田ミョウガ」にまとめてある。


追録


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鶴巻図書館では、早稲田みょうがや、かつお関連の書籍が集められていた。
江戸東京野菜の物語」を始め、農文協から10年前に出した「江戸東京野菜」の物語編と図鑑編、佐藤勝彦さんの「江戸東京野菜」も展示された。




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講座には、伝統野菜プロジェクトを主宰する草間壽子先生も来ていただいた。

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森川洋一さん(写真左)は早稲田大学OBで、そもそもは早稲田みょうががご縁。
都庁の食堂で、早稲田みょうがを食べるイベントを開催していただいた。

堀野修さん(写真右)は、早稲田中学・高校のOBで、当時は早稲田みょうがを知らなかったようだが、最近はFacebookを良く見てくれている。



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上の画像をタップすると拡大する。
調べ学習の「江戸東京野菜 早稲田みょうが」を、西戸山中学一年の
神田えりさんから、コピーをいただいた。
ここまで勉強しているのなら、今日の話は全部知ってましたか
と尋ねると、「はじめてのことがあった」と云う。良かった。

また、地元からは、大山峻鶴巻小・地域協働学校代表、中嶋玉惠主任教諭、廣井伸行榎地区協議会環境美化部会長が、地域力創発の森本言也代表も忙しい中参加いただいた。

江戸東京野菜研究会からは渡邉和嘉副代表と、亀島由美子さん、大浦美鈴さんが参加、
メデイアからは、高橋英樹さんと、山沢猛さんが取材いただいた。



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当日は、井之口さんが栽培した早稲田みょうがの3個入りパックが、
伊藤館長からお土産に配られた。


森川洋一さんが、Facebookに書いてくれました。
大浦美鈴さんもFacebookに、書いてくれました。



このたびは、令和2年度「農」の機能発揮支援アドバイザーとして都市農地活用支援センターより派遣されて伺った。
posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 早稲田ミョウガ
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