2020年10月13日

砂村節成キュウリを栽培している日野市の小池さんが採種作業をすると云うので伺った。


中央線日野駅近くで砂村節成キュウリを栽培している小池則行さんが、
採種作業をすると云うので伺った。

小池さんは、砂村節成キュウリについて、調べてくれていた。
このキュウリ、江戸川で日本一のセルリーを栽培していた、
伊藤仁太郎さんが栽培しいたものだという。

伊藤仁太郎さんは、昭和50年代に、
江戸川区農業委員会の会長をされていて、圃場も見せて頂いたが、
ハウスでセルリーを栽培していた。

セルリーの後作として、ハウスで「モロキュウ」を栽培していた。
昭和47年頃、この砂村節成キュウリの若採りを行っていたようで、
直径1.6から1.7pで長さ9pをA級品としていた。

小池さんは、露地栽培で9月の時点では大きくなりすぎたので、
砂村節成キュウリとして販売したが、7月に販売するときには、
砂村節成キュウリとした上で「モロキュウで食べてください」
と印字しているという。




1-1-9.JPG

小池さんは、これまで10年、毎年採種をしてきた。

上の画像をタップする
屋外にある流しでの作業なので、西陽が当たって、
明暗がはっきりして光のバランスが悪く、
写真がきれいに撮れなかった。

両サイドをカットしてから、半分に割った。





2-1.JPG

スプーン等は使わずに、親指で種をかき出した。

上の画像をタップする
ワタと一緒に浮いた種は流して、ボウルの下にたまった種は、
3本の割りに少なかった。





3-0.jpg

檜原村の白岩ウリのように食べてみようと、
種を採った後の砂村節成キュウリをいただいた。、
上の画像をタップする

追申


佐藤勝彦さんから、メールで食べた後の感想をいただいた。

購入した砂村節成キュウリは青節成の白イボ系(華北系)で、
中ぶくれ気味のややずんぐりした外観は、
長さは15〜20pにすると空洞ができやすいと見た。

ブルームははっきり出現し、へたの下側にわずかなまだら模様が
出現しています。
皮は薄く歯切れがよく、味は現代のきゅうりの品種に比べると
やや苦みが強いものでした。
」とあった。

posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の農業と農業者達
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