採種作業をすると云うので伺った。
小池さんは、砂村節成キュウリについて、調べてくれていた。
このキュウリ、江戸川で日本一のセルリーを栽培していた、
伊藤仁太郎さんが栽培しいたものだという。
伊藤仁太郎さんは、昭和50年代に、
江戸川区農業委員会の会長をされていて、圃場も見せて頂いたが、
ハウスでセルリーを栽培していた。
セルリーの後作として、ハウスで「モロキュウ」を栽培していた。
昭和47年頃、この砂村節成キュウリの若採りを行っていたようで、
直径1.6から1.7pで長さ9pをA級品としていた。
小池さんは、露地栽培で9月の時点では大きくなりすぎたので、
砂村節成キュウリとして販売したが、7月に販売するときには、
砂村節成キュウリとした上で「モロキュウで食べてください」
と印字しているという。
小池さんは、これまで10年、毎年採種をしてきた。
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屋外にある流しでの作業なので、西陽が当たって、
明暗がはっきりして光のバランスが悪く、
写真がきれいに撮れなかった。
両サイドをカットしてから、半分に割った。
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ワタと一緒に浮いた種は流して、ボウルの下にたまった種は、
3本の割りに少なかった。

檜原村の白岩ウリのように食べてみようと、
種を採った後の砂村節成キュウリをいただいた。、
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追申
佐藤勝彦さんから、メールで食べた後の感想をいただいた。
「購入した砂村節成キュウリは青節成の白イボ系(華北系)で、
中ぶくれ気味のややずんぐりした外観は、
長さは15〜20pにすると空洞ができやすいと見た。
ブルームははっきり出現し、へたの下側にわずかなまだら模様が
出現しています。
皮は薄く歯切れがよく、味は現代のきゅうりの品種に比べると
やや苦みが強いものでした。」とあった。