私立成蹊小学校(倉内祐子校長)の4年生には、9月に江戸東京野菜のお話しをする機会に恵まれたことは、紹介した。
授業では、東京の伝統野菜の一つ、「東京べかな(江戸東京野菜登録候補)」を、ISS(国際宇宙ステーション)で、2017年にNASAのペギー宇宙飛行士が栽培したものを、フョードル宇宙飛行士が食べている写真を紹介した。
時あたかも、日本人宇宙飛行士野口聡一さんら4人は、17日にISSにドッキングし長期滞在に入った。
山本剛大教諭には、授業の後、圃場も見せていただいたが、その後、東京べかなの他、亀戸大根や江戸城 濠大根のタネも、授業で蒔かれたようだった。
そろそろ、「東京べかな」も収穫の頃だと思って、18日の朝一番で山本先生に電話をしてみた。
山本先生も、収穫を始めたので、電話をしようと思っていたと云うタイミングで、丁度、午後から、最後のクラスが収穫をすると云う。
それではと都合をつけて車で出かけた。
既に、3クラスの収穫は終わっていて、矢島先生のクラスが最後。
「東京べかな」の収穫を、児童たちは楽しみにしていたようだ。
芽が10pの頃圃場に来ていたようで、30pとずいぶん大きくなったと驚いていた。
根が張って収穫は力がいると思っていたらしく、簡単に抜けたのは意外だったようだ。
無農薬栽培だから、青虫がいた!、と騒いだりして、収穫を楽しんでいた。
特に間引きはしてなかったようで大きいのや、小さいの等いろいろ、収穫は、一人9株と先生から云われていたらしく、余計に収穫する児童はいなかった。
収穫したべかなは、家に持ち帰ると聞いていたので、少ない児童には、おうちの方の分も収穫してと、アドバイス。
小学校の圃場は、成蹊大学・高校の馬術部厩舎の隣、
「東京べかな」の収穫が終わった圃場には、種採用の東京べかなと、亀戸大根等の大根と、麦が栽培されていた。
東京べかなは、この後、いまよりは背の高いビニールのトンネルに張り替えると伺った。
山本先生から前日収穫したクラスの感想文をコピーしていただいた。
収穫の様子と、東京べかなを料理して食べた感想が書かれていたが
食べた感想を抜き書きした。
A君
「宇宙でもさいばいされていると聞いたので、食べるのが楽しみです。
夕食で、東京べかなの上にサムギョプサルをのせ甘辛いソースをつけて食べました。おいしかったです。
お母さんは、甘味があって美味しいわ! といってました。
東京べかなを育てて良かったなぁと思いました。
B子さん
べか菜収かくとべか菜パーティ。
「塩コンブの入ったあさ漬けと、べか菜入りみそ汁を作り、マヨネーズを用意してべか菜パーティをしました。葉っぱ系は苦くて苦手だったけど、どの料理もおいしかったです。べか菜、サイコー! 」。
C子さん
「べかなとぽんずのつけ物と、べかなサラダとべかなと卵の中国ふう料理で、私が手伝った中で一番おいしかったのは、ぽんずのつけ物で、シャキシャキして水みずしかったからです。
お父さんは、歯ごたえがあって、いいね! 、お母さんは、クセがないから食べやすい!」といっていました。
D子さん
べか菜をそのまま食べたら青くさかったので、ゆでてナムルにしましたら、とっても美味しかったです。今度は、江戸東京野菜を育ててみたいです。
E君
べかなのおすすめは、「べかなの塩づけです、食べてみてください」すごく美味しかったです。
F子さん
「夕ご飯に、スープにべかなを使いましたが、甘くてクセのないとても美味しい野菜でした。」
G子さん
私は今、おなかがいっぱいです。今夜はべか菜をサラダにして食べてみました。
味は、水菜ににていました。とてもシンプルで私がとっても好きな味をしていました。
それに、べか菜を口の中に入れてかんだしゅんかんとてもシャキシャキしていて野菜感がすごかったです。明日はおひたしにして食べるそうです。家族みんなが「おいしい!」と云ってくれて、うれしかったです。
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