2020年12月13日

練馬区平和台の渡戸章さんの屋敷は練馬大根の干し場になり、白い練馬大根が蔓下げられた光景は壮観だ。


練馬大根の事となると、練馬区平和台の渡戸章(87歳)さんで、
今年も連日のようにメディアの取材を受けている。

先日、東光寺大根の奥住善則さんを紹介したが、
練馬大根の干し大根の事が気になって、渡戸さんに電話をすると、
今が最盛期だと云うので、練馬の光が丘まで行ったついでに
足を延ばして伺った。





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練馬ダイコンの干し場は、壮観な眺めだ、
渡戸さんは、3000本の練馬大根を栽培していて、
すでに出荷したものがあるが、

上の画像をタップする
現在、干してあるのが2300本ほど、
畑には500本ほどが残っているという。

かつて、練馬では12月になると練馬大根は全て引抜かれ、
農地は乾燥場となり丸太で作られた矢来に、
大根はつるされ干し場となる。

練馬から板橋、北区の滝野川あたりまで練馬大根が栽培され
この季節の城北の風物となっていた。





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渡戸さんの大根は、9月3日、4日に播種したもので、
干した日が11月28日と12月1日で、これから2週間を目安に干す。

上の画像をタップする
手作りの道具らしいのがあったので話を聞いてみると、
干し大根の荷造り用だと云うので、
渡戸さんにお願いしてやってもらった。

現在、地元の漬物屋さんに依頼されているのが毎年1600本ほどで
これから干しあがる順に納品する。

渡戸さんのお宅でも700本〜800本ほどを漬けるようで、
クリスマスの頃に漬かるという。





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干すのはわかったが、大根洗いはどうしているのか聞いてみると、
昔から使っていたのが一本いっぽん洗う機械で2台持っているが、
結構大変なので、昨年新しい機械を導入したという。

上の画像をタップする
「エース8」は、”大根連続自動洗機” というもの。初めて見た。
これも渡戸さんにやって見せてもらった。

泥大根を横にして入れると、
ぐるぐると回って泥が落とされて大根は水場に落ちる。





4-1.JPG

畑には500本ほどが残っているという練馬大根。

上の画像をタップする
posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 粋な江戸っ子は白首大根
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