ひと箱購入してきた。
直売所でもよかったが、この季節は、毎年伺って話を聞いている。
当ブログではこれまで、東京ウドの生産者としては、
立川市の須崎雅義さんを始め、園部謙一さん、鈴木博秀さん、
国分寺市の小坂良夫さん、練馬区の井口良男さんを紹介してきた。
近隣でウドを作らなくなった横穴も借りて、沢山栽培していた。
消費者から横穴の案内を依頼されると須崎雅義さんは、
嫌な顔一つせずに横穴に入れて見せてくれて、説明してくれた。
これは広く、東京うどの理解につながっていた。
その、雅義さんが、今年の1月に亡くなられた。
東京うどの栽培は、後継者の彦義さんが引き継いでいて、
4月に直売所の「みのーれ立川」で購入した。
彦義さんに話を聞くと「例年通り、夏まで栽培した」という。
勿論一般野菜も
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彦義さんは、前に案内してくれたことがあった。
須崎さんのお宅は、埼玉県三芳町の循環型農地と同じで、
五日市街道から玉川上水まで、
東京では昔のまま唯一、1キロ近い短冊形の土地を残している。
横穴(穴蔵)うど軟化が始まったのは昭和(1927)になってからで、
先覚者によってぼつぼつ試みられていた。
横穴軟化法の長所が認められて昭和27〜28年頃から主流となった。
そもそも、この横穴には、薩摩芋などの冬季の貯蔵場所として
利用されていたもの。
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再放送(2017年放送)の、NHK新日本風土記「武蔵野」に、
伊東蔵衛さんが横穴に薩摩芋を保存しているのが写っていた。
埼玉県入間郡三芳町上富にある江戸屋弘東園の御主人伊東さんに
お願いして写真をいただいたが、貴重なものだ。
2013年放送の、NHK新日本風土記「川越」は、動画配信されている。