2021年01月11日

”谷中七福神めぐり”は、江戸時代から約250年続く、東京でもっとも歴史がある七福神めぐり。


江戸東京・伝統野菜研究会の大浦美鈴さんはフリーマガジン「言問散歩」の編集長をしている、同誌は四季号で、昨年の8月末に秋号Vol 1が発行されている。

Vol 6 冬号はいただいていたが、19ページに、「言問通り界隈は実は七福神めぐりの宝庫」とあり「谷中七福神めぐり」、「浅草七福神めぐり」そして「下谷七福神めぐり」で、編集部のオススメは、同誌の配布地域の「下谷七福神めぐり」とある。

西武鉄道が実施しているウォーキング&ハイキングは、前回は神田川を歩いている。
今回は、江戸時代から約250年続く、東京でもっとも歴史がある七福神めぐりが、”谷中七福神めぐり” だという。
250年前と云うと、十代将軍家治の時代だ。





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大浦さんは編集長として編集後記を書かれているが、Vol 6発行の思いが伝わってきたので、言問通り界隈を通過する「谷中七福神めぐり」を案内してもらった。





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スタートのダイヤゲート池袋2階で地図を貰って、
山の手線で田端に向かい、福禄寿の東覚寺に向けてスタートした。

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1、福禄寿の東覚寺、2、恵比寿の青雲寺、3、布袋尊の修性院、
4、毘沙門天の天王寺へと向かう。






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1、福禄寿の東覚寺、
田端駅は、三河島菜を栽培指導をしている尾久宮前小学校
行くときに下車する駅だが、改札を出てから逆の左、北口を出た。
坂道を登って下った薬局を曲がったところに東覚寺(北区)はあった。

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中国の道教が起源の神で、長寿の福の神様。







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2、恵比寿の青雲寺、
東覚寺からは、途中裏道に入った、しばらく行ったところで、
西日暮里4丁目(荒川区)、一度来たことがある風景、青雲寺についた。

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恵比寿様は釣竿に大きな鯛を抱えていて、
五穀豊穣・大漁祈願・商売繁盛と、仕事にご利益がある、
恵比寿様は、福の神、裏山が道灌山になる。






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3、布袋尊の修性院、
壁に布袋さまと子供たちの絵が描かれていてた。布袋様は福の神。
日ぐらしの布袋といわれている。

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修性院の手前で、前に来たのを思い出した。
第一日暮里小学校で、創立135周年の看板が修性院の裏に見える。
伊藤英夫校長が、三河島菜の栽培をされていた。
現在は第三峡田小学校に変わられたが。

諏訪台通り側の校門を出ると、「谷中ショウガ」の農業説明板がある。







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4、毘沙門天の天王寺
修性院からは日暮里駅方面に向かう。
線路沿いを歩いて、紅葉坂を上ると、天王寺毘沙門天(台東区)の
支柱が目に付いた。

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福の神であり、甲冑で身を固めた戦の神で、毘沙門天のご利益は
武運以外にも金運、商売繫盛の信仰を集めている。







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谷中の商店街を通過。ここにもかつて来たことがある。
谷中区民館で
江戸伝統野菜で東京再発見!〜知られざるお江戸の農業〜』として、
5回にわたる講座を行っている。





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残りは3か所、5、寿老人の長安寺、6、大黒天の護国院、
7、弁財天の不忍池弁天堂







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5、寿老人の長安寺、
谷中の霊園の中を通って、長安寺に、

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福禄寿と同じ、中国の道教が起源の神で、長寿の福の神様。

このコースの一本東の諏訪台通りを歩いたことがある。
馬の背のような諏訪台から、富士見坂、
そして天王寺の五重塔跡と石黒氏之墓の前を通った。
石黒忠篤先生は、元農水大臣で戦後の食糧難の時代に
世田谷の篤農家・大平信彌氏と共に、食糧増産運動を展開している。







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言問通り上野桜木の交差点の角に,木造の古い建物の
喫茶店「カバヤ」で小休止。同店は「言問散歩」のメンバー店だ。

言問というと言問い団子を思い出す。

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団子はなかったが
谷中だけに、温かいジンジャーエールと、同店のプリンを注文。
ジンジャーには、ショウガのスライスが底に2枚、体が温まった。

大浦さんに、言問散歩の七福神めぐりについて、話してもらった。
言問通り界隈は実は七福神めぐりの宝庫」はここに。






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6、大黒天の護国院、
東京芸大の角を曲がって、護国院に。靴を脱いでお参りをしたが、
大黒様の近くまで行って打出の小槌と、袋を担いだ大黒様にお参り。

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大黒様は、五穀豊穣、大漁祈願から転じて
財産や商売繁盛、出世開運の福の神





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7、弁財天の不忍池弁天堂
護国院から、東叡山寛永寺の清水観音堂から、不忍池弁天堂を望む。

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七福神の中で、唯一の女性の仏様、 弁財天のご利益は、
金運・縁結び・芸術のご利益で知られる神様。
琵琶を抱えた弁財天・弁天様





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福禄寿、恵比寿、布袋尊、毘沙門天、寿老神、大黒天、弁財天、
と、北区、荒川区、台東区と三区にまたがった「七福神」は6キロ
休憩を入れて2時間半だった。


追伸
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posted by 大竹道茂 at 00:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 農のある景観と環境
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