寺島ナスの接ぎ木苗を作っている、星野直治さんを、当研究会の渡邉和嘉副代表と訪ねた。
渡邉副代表は、昨年星野さんから自根苗をいただいて栽培していたことは、当ブログで紹介している。
星野さんは、毎年3月には支援者の皆さんが接ぎ木作業をしているが、それを見たいというので案内した。
渡邉副代表は、現役時代に星野農園で実習をしていたことがあり、10年ぶりの再会となったようだ。
星野農園の入り口を曲がろうとしたら、そこに置いてある野菜のコインロッカーに星野さんが、ほうれん草を入れているところだった。
毎年ナスが栽培されているところは、すでに耕され、マルチが敷かれていた。
星野さんのところには、造園業者が選定枝などをチップにして、置いていくようで、それを畑にたっぷりと敷き込んでいるので、畑を歩くとふかふか。
大量の選定枝のチップを毎年畑に入れているが、畑は高くならないという。
星野さんの畑は、毎年ナスを栽培しいるから、連作障害を防ぐために接ぎ木苗にしているが、定植場所も、翌年は隣の通路に移し、前年の定植場所を通路にして連作障害に対している。
接ぎ木された苗は日光を遮るようにして管理されていた。
接ぎ木作業は前日に終わっていたが、星野さんが接ぎ木の方法を説明してくれた。
星野さん、接ぎ木が活着して苗として使えるには4月末にはなるようで、渡邉さんも接ぎ木苗にして、昨年の倍に増やしたいと語っていた。
星野さんは、ナスの盆栽などのコレクションは、農業祭に展示して楽しませてくれているが、今年はキャベツでも作っていた。
キャベツでは、ブロッコリー、カリフラワー、花キャベツ(葉ボタン)、芽キャベツなどで作っていた。
ナスも引き続き行っていて、ナスの盆栽仕立て(左下)は見事だ。
星野さんのなすには、各種肥料が施されている。
ぼかしは、魚粉、油粕、米糠、骨粉等を混ぜて発酵させているが、時折スコップでかき混ぜている。
星野さんが見せてくれたのは、糖蜜液とカツオのエキスを汲み上げた地下水に混ぜて散布している。
自宅と畑が隣接しているから、畑の各所に散布用の蛇口があり、面倒なく散布ができるという。
マルチは、少し高いが、厚めを使っているという。
地温を高めるだけでなく、収穫後にマルチをはがすときに、両サイドを持って持ち上げると破れることなく取り除ける便利さがあるので使っているという。
一輪車(右上)もたくさん置いてある。10数人のボランティアさんが来てくれるので、用意してある。
JA東京むさしの共同利用大型トラクター(右下)は、星野農園においてあるが、マルチを敷く前に、耕すのに使うだけだという。