2021年04月11日

今が桜の盛りだと、元檜原村観光協会の鈴木さんに電話をもらったので翌日出かけた。


檜原の山に生えるイタヤカエテの樹液を採って、メープルシロップを作っている、鈴木留次郎さんにお願いして、2月に取材をさせてもらったが、

落葉樹の森だったので、芽生える頃に来てみたいと鈴木さんにお願いをしていた。

先日、NHKBSジャパンで、新日本風土記「東京 檜原村」を放送していたので視たら、鈴木さんが檜原・春日神社の神事を守り伝える一人として出ていた。

そんな中で、鈴木さんから電話をもらった。
桜が今一番の見頃で、イタヤカエデの森も新芽が伸びているというので、桜が散らないうちに木曜日に、石川敏之さんにも連絡して、出かけた。





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朝9時に、鈴木さんのお宅に伺い、4輪駆動の軽トラで、
田中林業が管理する山に入った。
田中林業の田中惣次社長も新日本風土記で、
山を守っている様子が紹介されていた。

イタヤカエデの葉は、落ち葉で知るしかなかったが、
芽生えた葉は広がろうとしていた。

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イタヤカエデの花が咲いていた。

カエデの樹液は、樹が凍らないように糖度を増すが、
今年は雪も少なく、鈴木さんの話では例年の3分の1だったという。






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新緑の山というが、萌出る新芽は緑ではなく、
赤いのから薄緑まで、日々変化がある。

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檜原の山には、雑木に交じってヤマザクラが咲いているが、
車で走っていると枝垂れ桜が目立つ、

鈴木さんに伺うと、1970年代に、
村役場で桜の苗木を3本ずつ村民宅に配ったようで中に枝垂れ桜も
入っていたようで、写真を撮りたくなる枝垂れ桜が多い。

鈴木さんに、水根本宿線で北の藤原方面から、南の数馬に抜ける
林道を案内してもらった。





2-3富士講.JPG

この地域の村上講社による、富士講の石碑があり、
当て字だろうか、浅間を仙元とし、富士を藤と彫ってある。

上の画像をタップする
我々は、さらに水根本宿線を進んだが、右に行くと
モノレールで小林家住宅に行けるが、今回は時間の関係で次回に・・。

入間白岩林道へ左に曲がるが、
現在道路は舗装された。

浅間尾根登山口と風張峠の案内板の近くには
中央区の森」がある。

尾根の上から浅間坂入り口まで降りてきた。






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途中、石川さんも合流し、浅間坂「木庵」に到着した。
木庵には、昨年の9月に、鈴木さんに連れてきてもらっている。

店の前に、白いスモモの花が活けてあった。

上の画像をタップする
木庵のテラスから檜原街道を望む。






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席に着くと、檜原産の野菜や山菜の料理が出てきた。
檜原の蒟蒻芋で手作りコンニャク(写真左)、
ノラボウ菜(写真上)のお浸し、山菜のウルイの胡麻よごし(写真下)、
柚子の砂糖漬け(写真右)

上の画像をタップする
檜原産のお茶も旨い。
柚子に南天の葉が添えてあるが、鈴木さんの話では、
南天は抗菌作用があり、檜原では各家で栽培されていて、
このように、料理などで使われるという。







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鈴木さんは、木庵に山菜を収めているそうで、この時期、
ノビル、ヤブレガサ、ハナイカダ、ヨモギ、フキノトウ、イタドリ、
つくし、ウド、など。

山森の山菜のてんぷらが銘々に出てきた。
ユキノシタ、シュンギク、シイタケ、ニンジンも入っていた。

上の画像をタップする
ヤブレガサ(写真左下)は、これから葉を広げようとしていて、
この時期が美味しい。

ハナイカダ(写真左上)、すでに葉の表面に小さな蕾をつけている。
葉を広げる前の数枚が美味しい。

イタドリ(写真右上)は、スカンポともいうが、
シュウ酸を含み食べ過ぎると下痢をする。

つくし(写真右下)のいたためもの。


追伸
石川さんは、facebookで紹介されていた。


鈴木さんに、檜原の山を案内してもらったので紹介します。

鈴木さんのお宅にも伺ったので、ご紹介します。

posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 檜原村とあきる野市の農業
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