檜原の山に生えるイタヤカエテの樹液を採って、メープルシロップを作っている、鈴木留次郎さんにお願いして、2月に取材をさせてもらったが、
落葉樹の森だったので、芽生える頃に来てみたいと鈴木さんにお願いをしていた。
先日、NHKBSジャパンで、新日本風土記「東京 檜原村」を放送していたので視たら、鈴木さんが檜原・春日神社の神事を守り伝える一人として出ていた。
そんな中で、鈴木さんから電話をもらった。
桜が今一番の見頃で、イタヤカエデの森も新芽が伸びているというので、桜が散らないうちに木曜日に、石川敏之さんにも連絡して、出かけた。
田中林業が管理する山に入った。
田中林業の田中惣次社長も新日本風土記で、
山を守っている様子が紹介されていた。
イタヤカエデの葉は、落ち葉で知るしかなかったが、
芽生えた葉は広がろうとしていた。
上の画像をタップする
イタヤカエデの花が咲いていた。
カエデの樹液は、樹が凍らないように糖度を増すが、
今年は雪も少なく、鈴木さんの話では例年の3分の1だったという。
赤いのから薄緑まで、日々変化がある。
上の画像をタップする
檜原の山には、雑木に交じってヤマザクラが咲いているが、
車で走っていると枝垂れ桜が目立つ、
鈴木さんに伺うと、1970年代に、
村役場で桜の苗木を3本ずつ村民宅に配ったようで中に枝垂れ桜も
入っていたようで、写真を撮りたくなる枝垂れ桜が多い。
鈴木さんに、水根本宿線で北の藤原方面から、南の数馬に抜ける
林道を案内してもらった。
当て字だろうか、浅間を仙元とし、富士を藤と彫ってある。
上の画像をタップする
我々は、さらに水根本宿線を進んだが、右に行くと
モノレールで小林家住宅に行けるが、今回は時間の関係で次回に・・。
入間白岩林道へ左に曲がるが、
現在道路は舗装された。
浅間尾根登山口と風張峠の案内板の近くには
「中央区の森」がある。
尾根の上から浅間坂入り口まで降りてきた。
木庵には、昨年の9月に、鈴木さんに連れてきてもらっている。
店の前に、白いスモモの花が活けてあった。
上の画像をタップする
木庵のテラスから檜原街道を望む。
檜原の蒟蒻芋で手作りコンニャク(写真左)、
ノラボウ菜(写真上)のお浸し、山菜のウルイの胡麻よごし(写真下)、
柚子の砂糖漬け(写真右)
上の画像をタップする
檜原産のお茶も旨い。
柚子に南天の葉が添えてあるが、鈴木さんの話では、
南天は抗菌作用があり、檜原では各家で栽培されていて、
このように、料理などで使われるという。
ノビル、ヤブレガサ、ハナイカダ、ヨモギ、フキノトウ、イタドリ、
つくし、ウド、など。
山森の山菜のてんぷらが銘々に出てきた。
ユキノシタ、シュンギク、シイタケ、ニンジンも入っていた。
上の画像をタップする
ヤブレガサ(写真左下)は、これから葉を広げようとしていて、
この時期が美味しい。
ハナイカダ(写真左上)、すでに葉の表面に小さな蕾をつけている。
葉を広げる前の数枚が美味しい。
イタドリ(写真右上)は、スカンポともいうが、
シュウ酸を含み食べ過ぎると下痢をする。
つくし(写真右下)のいたためもの。
追伸
石川さんは、facebookで紹介されていた。
鈴木さんに、檜原の山を案内してもらったので紹介します。
鈴木さんのお宅にも伺ったので、ご紹介します。