江戸東京野菜を授業に取り入れたいとのお話をいただき、
4月に伺ったことは当ブログで紹介した。
同校では、2019年からグローバル社会で活躍できる女性の育成を
目指して、スタディアブロードコース、セレクトラーニングコース、
フードカルチャーコース、の3つのコースを設置した。
9時45分から、調理教室で行った。
上の画像をタップする
最初に「江戸東京野菜の名前を聞いたことかある人!」
と聞いてみたが、手は上がらなかった。
江戸東京野菜について、教え甲斐があるというもの。
東京の農業の現状、江戸東京野菜とは、更に今年栽培を予定している、
寺島ナス、練馬大根、伝統小松菜の歴史文化について紹介した。
中でも、練馬大根を練馬の小中学生に食べさせようと始めた
「練馬大根引っこ抜き競技大会」の話もしたが、
同校が練馬区にあるので、練馬在住の生徒が多いのかと思ったら、
23人の内、1人だけだった。
練馬区立の小学校では、練馬大根を給食で毎年食べているが、
江戸東京野菜を知らないのが、合点がいった。
また、江戸東京野菜を扱う老舗料理店や、フレンチのシェフ等、
江戸東京野菜を食材として使っている事例についても紹介した。
資料としては、最近江戸東京野菜を紹介している月刊紙「ウエンディ」や、「美し国」を配布、現在発売中「月刊ラジオ深夜便」も紹介した。
資料をもとに説明した。
上の画像をタップする
練馬大根、伝統小松菜の栽培も行うが、
夏野菜として寺島ナスの定植作業の段取りについて説明する。
10日の授業実施に当たり、保積先生からメールで、
「先日、畑の雑草をとり、たい肥をまきました。生徒たちも
とても楽しみにしております。」とあった。
渡邉さんは、畑に苗を植えやすいように、
小石を取り除き、畑を平にならす作業から始めた。
上の画像をタップする
23人が4班に分けられていて、班ごと順番に体験させた。
苗は、三鷹の星野直治さんが、台木(トルバムビガー)に接いだもので、
栽培しやすいように、今回は接ぎ木苗を活用した。
張り始めたら、台木から出た芽や葉は取り除くように。
取り除かないと、継いだ寺島ナスに養分がいかなくなる。
上の画像をタップする
渡邉さんが、定植の仕方を全員の前で行った。
苗をビニールポットからの抜き方、
支柱に誘引するひもを8の字に結ぶ意味。
撒いた水が流れ出ないように、定植した苗の周りに
土手を作る等を説明していた。
上の画像をタップする
今後の、栽培管理については、保積先生に説明していたが、
メールでのやり取りでアドバイスを行い。様子を見ながら、
3週間後には伺い、収穫と選定の方法などを指導するという。