2016年12月10日
「鹿児島県に現存する伝統野菜」を、伝統野菜の研究家・田畑耕作先生が刊行された。
元鹿児島県農業試験場の場長で伝統野菜の研究家・田畑耕作先生が、2016年4月に「鹿児島県に現存する伝統野菜」を刊行された。
田畑先生は、伝統野菜の啓もう活動を活発にされていて、秋葉原で開催されたNPO野菜と文化のフォーラムが主催した「野菜の学校」(2011年11月1日 )で、お話をされたのを記憶している。
お話の中で、山川大根は「練馬から来たもので、江戸時代の交流の中でいろいろな大根が根付きました。」と話され、後日、先生にお願いして、山川大根の写真をいただいている。
また、「吉野にんじんは、元は滝野川にんじんから来たと思われる」と、江戸土産として種が全国に持ち帰られた、裏付けを得たことから、九州伝統野菜フォーラムでは、田畑先生も見えていたので、これらについて付け加えた。
昭和57年から鹿児島県農業試験場大隅支場に在籍していた時に、国と県の事業として伝統野菜を収集したことに始まるという。
春夏野菜が10品目、秋冬野菜が13品種の23品種が鹿児島県の伝統野菜に認定されているとしているが、
目次を見ると、認定前の伝統野菜を含め、根菜類11品種、果菜類8品種、果実的果菜類4品種、ナス類5品種、塊根類21品種、菜類3品種、ネギ類5品種、豆類8品種の、63品種が掲載されている。
同誌の参考文献には「江戸東京野菜」(物語編・農文協)の名が掲載されていた。
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