先週、あきる野市の石川敏之さんの畑を訪れたときに、隣の畑が栗園で栗の花が咲き始めていた。
東京では、栗林が結構多く、多摩地区の中でも西多摩地区が一番多い。
高齢化や後継者不足が、影響していることもあるが、手の足りない農家では、畑を荒らすならと云うことで、比較的手入れのいらない栗を植えるケースが多く、秋には直売所には栗が並ぶ。
杉並の内藤隆さんの栗は有名で、収穫期には、内藤家の焼き栗が楽しみで、地域の方々で屋敷の周りに行列ができる。
秋のフレンチにマロンは欠かせないことから、三國シェフが利用している。
桃栗三年、柿八年ということから、三年たつと目立つ雌花が咲き、栗の実をつける。
東京の農産物の中でも栗の歴史は古く、江戸の時代には小金井には幕府献上栗の御料林「十ケ新田栗林」が設けられていた。
小金井公園の辺りには、東京のブランド栗 ”関野栗” が栽培されていたが、現在は住宅街になってしまった。
5/24撮影
4年生に、内藤カボチャの栽培を教える中で、花の写真を見せて野菜を教えている。
雄しべと雌しべがある両性花と、雄花と雌花のある雌雄異花。
イチョウのように雌株と雄株のある雌雄異株もある。
ナス科には、寺島ナスの他、トマト、食用ほうずき、ジャガイモ、ピーマン、パプリカと、両性花の花を映し出す。
雌雄異花では、内藤カボチャの他、ネットメロン、スイカ、キュウリ、ゴーヤ、ズッキーニと、ウリ科には、雄花と雌花の花を映して、野菜の名前を答えさせていた。
雄花、雌花は付いているが、この時期、雄花は咲いていない。
6/4撮影
多摩地区の小学校で、学校の周辺にある栗園を、説明しようとしたときに、栗の雌花の写真を撮っていなかったから、言葉で説明したが、児童には分りづらかったかもしれない。
あきる野市で、養蜂の手伝いをしている、石川さんが写真を撮って送ってくれた。
足に黄色い花粉をつけたミツバチが飛び交っている。