東京の伝統的な穀物「宗兵衛裸麦」の脱穀作業は、栽培した登坂信美さん(株グッドホーム社長)の麦畑で、
前日に刈り取られた麦を、復活普及をしている高野重春さんの指導で行われ、江戸東京野菜コンシェルジュ八幡名子さん、登坂さんの仕事の関係者の皆さんも協力したことは紹介した。

その時に、指導している高野さんは、脱穀した裸麦を乾燥させて、天候の様子を見てから、唐箕(とうみ)で、麦とゴミの分別作業を行うと云っていた。
乾燥は、登坂さんの畑に、シートを敷いての天日干しを数日行ったという。
それが17日の朝、これから分別作業を行うと連絡があったが、出先にいて都合がつかなかったので、高野さんと八幡さんに写真を送ってもらった。
高野さん、登坂さんと、都合のついた女子隊の八幡名子さんと、増田純代さんも手伝いに参加された。

唐箕は、高野さんがいらなくなったからと農家の旧家からいただいて保存してあったものを出してきた。
脱穀した総量は84キロだったものを唐箕にかけたが、高野さんも始めてやることから朝9時から15時頃までかかったとか
反省点は、脱穀で麦束の切りくずの大きいのも交じっていたので、最初は振るいでそれらを除いておけば作業はスムーズにいったようだった。
結果76キロが選別できたという。
唐箕の風圧で重い麦と軽い麦が分かれて出てくることがわかり、重い麦をAランクとして24キロ、それより軽い麦をBCランクとして52キロとなったと云う。
今後、粉にするか、食べやすい押し麦に加工するかなど、登坂さんとも相談するという。