2021年07月03日

足立区立栗原北小学校の4年生が、5年生から受け継いだ千住ネギの種で「命をつなぐ千住ねぎ栽培授業」を行った。


足立区立の小学校では、足立区農業委員会(荒堀安行会長)の要請があって、2015年から地元足立の伝統野菜「千住ネギ」の復活栽培を通して「命をつなぐ千住ねぎ栽培授業」を行っている。

今回、農業委員会からは、荒堀会長の他、鹿濱コ雄委員、寳谷実委員

足立区の産業振興課農業振興係・濱中正二主任、築出大典さん、
川合真由さんが、フォローした。

栗原北小学校(吉田益巳校長)では、栽培から、収穫した千住ネギを食べる食育授業まで行っていることから、今年度の204回国会提出の農林水産省・令和2年度の食育推進施策の資料にも掲載されている。






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農業委員会の作ったねスケジュールに沿って
「命をつなぐ 千住ねぎの栽培授業」が行われた。

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吉田校長は「種の伝達式」に触れ、
学校では入学式、卒業式に次ぐ、大切な式典です。

5年生が栽培した千住ネギの種を受け取って、
4年生が栽培することの重要性を生徒たちに伝えた。

また、荒堀会長からは、交配種と伝統野菜の違いについて、
分かりやすく話された。







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「種の伝達式」のセレモニーには、
5年生6人が千住ネギの種を持って並んで、
昨年一年間の、千住ネギの栽培で、気が付いたことや、感じたこと、
苦労したことなど、4年生はメモを取りながら真剣に聞いていた。

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5年生から種を受け取った4年生の代表は、同級生に向かって
5年生から受け取ったタネで、立派なネギを栽培し、
来年の4年生に種を引き継げるように、頑張ろうと挨拶を行った。






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千住ネギを栽培した菜園には、ねぎぼうずがたくさんできていた。

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この日の、種の伝達のために数日前に、
ねぎぼうずから、採種して乾燥していた。







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種が、5年生から4年生に渡ったと所で「千住ネギの話」を行った。

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パワーポイントの「千住ネギの話」は、
足立区の昔の農業とし、水田地帯だったこと、

江戸の三大市場だった千住青物市場は、奥州街道、日光街道、
水戸街道へ分岐する交通の要所だったことから生まれたもの。

特に千住青物市場には、ネギの入荷が多かった。

ネギの種類はたくさんあること
千住ネギなど根深ネギの栽培の仕方等、
これから収穫までの授業についても紹介した。







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当日は、雨の合間だったので、校庭に出て、種播き

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当日地元農業委員の寳谷さん、鹿濱さんが種の播き方を説明した。
生徒たちは、5年生からもらった種を慎重に播いていた。

1か月もすれば、芽が出てくるから、8月に入ってから定植作業になる。


追録

今回は、都市農地支援センターが行う、「農」の機能発揮支援アドバイザー派遣事業のアドバイザーとして派遣された。
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