先日、都市大学付属小学校(松木尚校長)で開催した、ミクニレッスンのお手伝いに生産者の宮寺光正さんと伺った。
同校のミクニレッスンは2011年から始まって、第1回からお手伝いをしている。
当時からの重永睦男校長が3月退任され、今年度から松木尚校長に引き継がれた。
三國レッスンも、新型コロナの感染拡大の影響を受けて、昨年は時期をずらしながら11月中旬に、種まきを実施した。
これまでは、9月中旬に実施してきたから、11月にサラダにして食べることが出来たが、11月中旬にプランターに種をまいたのでは、寒くなるばかりだから、期待はできなかった。
聞くところによると、全員で料理すると密になると、中止になったという。
三國シェフが全員の前でスペシャルハンバーグを作り、
生徒たちは、オテルドウミクニで作ったハンバーグに舌鼓を打った。
テーマは「野菜はおいしい」『今日は、おいしい野菜を知ろう』
桜組10:15―-11:00 桐組11:15-12:00(授業時間45分)
三國シェフ「みなさん、おはようございます。今日は、みんなが暮す、東京でつくられているおしいい野菜を勉強します。東京都では、いろいろな野菜がたくさんつくられているんだよ。」
こころときもちが元気になる! 「ミクニレッスン」
今年度第4回目の授業
三國シェフから、紹介されたが、自己紹介として、図書室から ”やさい応援団「まるごと野菜」”の本を借りてきたので、「この本の監修をしています」。
この本2012年にキャベツが発行されてから、今年キュウリが発売されたが、現在までに11冊が発行されていて、最後の「たまねぎ」は編集中。
東京の野菜栽培の現状を分かりやすく話した。
昨年まで9年間は、東京産の野菜を使った、ラタトゥユを作っていた三國シェフ、
野菜嫌いの生徒が多く、残すことが多かったので、毎回味を変えたりしていた。
前回、生徒に直接、何が食べたいと問いかけたところ、ポタージュが食べたいという声があったことから、
カボチャのポタージュを思いついたようだった。
この時期はジャガイモの収穫期だとお伝えしたことで、ジャガイモのポタージュとなったもので、食材はジャガイモの他、玉ねぎと、ポロねぎになったと聞いたので、これらでパワーポイントを作り、食材について説明した。
ポロねぎは、西洋ねぎで、フランスではボワロー、イタリアではポッロ、英語ではリーキと呼ばれている。
今回使う、ジャガイモのメークインを生産している宮寺光正さんが紹介された。
今回は12キロのジャガイモを提供したという。
三國レッスンをプロデュースする松木直也さん(豆豆社社長)も授業を盛り上げた。
北海道出身の三國シェフは、「北海道のメークインはもっと大きいが、宮寺さんのは小さい」と質問。
それに応えて宮寺さんは、直売所では大きくては売れないから、小さいのを選んでいるという。
三國シェフの調理、
これから作るのは「ポタージュ パルマンティエ」というジャガイモのポタージュスープです。
デモンストレーション時間15分
材料
・ジャガ芋(メークイン) 400g 宮寺さんのメークインを使用
・たまねぎ 50g
・ポロ葱 150g
・フォンブラン(牛・鶏・香味野菜)1000cc
・牛乳 300cc
・バター 50g
・塩
・胡椒
作り方
1 まずジャガ芋の皮を剥いて4つ割りにし、薄く切ります。
たまねぎ、ポロ葱は1cm位に切りにします。
2 バタ−でたまねぎとポロ葱を軽く炒め、しんなりしたらジャガ芋を加えさらに炒め、
フォンブランを入れて20分間煮る。
最後に塩、胡椒で味を付け、牛乳を入れてひと煮立ちさせ、裏漉しする。
オテルドゥミクニ
「ポタージュ パルマンティエ」一人150cc 全部で20L
配食数
桜組(児童40名)
桐組(児童40名)
他予備として20食
三國
それでは、これからみなさんに試食してもらいます。
配膳準備:桐組10:40〜11桜組11:35
(鍋からおたまで容器に移す作業の先生方のご協力をお願いします)
試食時間:桐組11:05〜11:15桜組12:00〜12:10(10分)
「ポタージュ パルマンティエ」は美味しかったようで
生徒たち全員完食だった。
私もいただいたが、おいしかった。
次回のミクニレッスンは9月13日(月)秋の種まきをやります。これはみんなが種まきして育て、11月の調理実習のときにサラダにして食べます。
ミクニレッスンでは、授業に先立ち、服部幸應先生(和食大使・医学博士)の講演を、児童の家庭向けにリモートで行われた。
服部先生リモート講演会9:00-10:00
テーマは「SDGsと食育」
会場 若桐ホール