2021年07月15日

足立区立保木間小学校の4年生が「命をつなぐ千住ネギの栽培授業」で5年生から種を受け取り蒔いた。


足立区農業委員会(荒堀安行会長)が足立区立の小学校を対象に実施している「命をつなぐ千住ネギの栽培授業」は、今回は区立保木間小学校で開催された。

足立区の小学校は2015年に3校で始まったが、2018年に西伊興小に次いで、2019年から同校は始まっている。

足立区の小学校が行っている取り組みは、各方面から注目されていて、昨年は、校庭で行ったが、農林中金総合研究所の田口主任研究員と古江主任研究員が取材に来られて、

その内容は、経営実務誌10月号に掲載された。






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同校の金泉隆一校長は、4月に着任され、千住ネギの授業は初めてということだったが、地元の伝統野菜・千住ネギの命をつなぐ授業については、ご理解をいただいていた。

上の画像をタツプする。

荒堀会長からは、命をつなぐ授業が同校の伝統になっていることを、生徒たちに伝えた。

尚、金泉校長から、私を含め、農業委員会の荒堀会長をはじめ、農業委員会の宇佐美一彦委員、横井善彦委員、農業振興係の篠崎勉係長に築出大典さんが紹介された。






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引き続き「種の伝達式」となったが、現在実施している6校には、特徴がある。

保木間小学校では、昨年は種を贈呈する5年生も全員が参加して代表がメッセージを添えて手渡した。

今年は新型コロナの拡大もあり、代表4人となったが、三脚にタブレットを設置した先生が、中央で写した模様を5年生の教室に送って放映、5年生が採種した種が確かに4年生に伝わったことを確認したようだった。

上の画像をタップすると動画

代表二人が、千住ネギの栽培上の注意点などを述べて、4年生に種の袋を手渡した。






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上の画像をタップすると動画

受け取った4年生の代表は、5年生の思いを受けて、必ずや来年は、新4年生に、種を引き継ぐことを、4年生全員と共に約束し、決意を表明した。






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同校の特徴は、5年生一人ひとりが、タネ袋を作り、種を入れた後に、袋に思いを書いている。
受け取った4年生は読んでから、袋を開けて種を出していた。

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千住ネギの栽培は1年では終わらない、5年生になってから、ねぎぼうずができ、種を採って新4年生に思いを伝えるメッセージを署名入りで書く。

4年生の7月に始まって、5年生の7月に終わるという。2年間にわたって取り組む授業だから、生徒は成長の中で千住ネギの知識を深めていく。





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足立区の昔は水田農業〜今日の足立区の農業は、大きく変わった。

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千住ネギは、種を蒔けば、ネギになるのではなく、そこには、定植、何回もの土寄せ作業
その間の、水やり、草むしり、病気にも注意する。





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5年生から頂いた、種の蒔き方を、農業委員の宇佐美さんや横井さんから教えてもらって蒔く。

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細かくて黒い種を、黒い土の上に蒔いていくと、集中しないとどこに蒔いたがわからなくなりますが、芽が手てきたときに、蒔いた時の集中度がわかるというもの。

追伸
今回は、当協会佐々木昭理事の指導で、初めて動画を挿入しました。
今後効果的に活用していきます。



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