2021年07月17日

足立区農業委員会が実施している「命をつなぐ千住ネギ栽培授業」、今年度最後の種の伝達式は、千寿双葉小学校で行われた。


足立区農業委員会(荒堀安行会長)が実施している、「命をつなぐ千住ネギ栽培授業」の、今年度最後の種の伝達式は、千寿双葉小学校で行われた。

千寿双葉小学校の所在地は隅田川と荒川に挟まれた千住大川町で、隅田川にかかる千住大橋より、荒川にかかる千住新橋に近く、足立区の中でも早く市街化された地域。

北千住駅で待ち合わせて、足立区農業振興係の篠崎勉係長、築出大典さんとで千寿双葉小に向かった。
農業委員会からは、荒堀会長に、内田宏之委員、吉田勉委員が対応された。






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三宅文夫校長は、「命をつなぐ千住ネギ栽培授業」は、今年で7年目と紹介したが、第一期は3校で、千寿双葉小、栗原北小、平野小で行われ、当時三宅校長は栗原北小学校の校長だった。

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千寿双葉小の千住ネギは歴史を重ねている、来年の新4年生に種を伝えることが君たちのミッションだと話された。





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農業委員会の荒堀会長は、伝統野菜の千住ネギと、交配種の野菜の違いについ説明し、千住ネギの種を残し伝えることの重要性を話した。

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種の贈呈式には、5年生の代表が3名。4年生が見守る中で代表に栽培上苦労したことなどを述べて手渡した。

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マイクを使わなかったので、生徒たちの言葉がよく聞こえなかったが、5年生の思いを聞いた4年生の代表も、責任をもって栽培することを誓った。





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足立区はかつて水田地帯であったことから、かつての写真を見せると、生徒たちは驚きの声が聞こえた。

江戸時代初期、千住大橋の袂に、江戸三大市場の一つ千住青物市場ができ、ネギが多く集まった。

関西が葉ネギを食べる文化があるのに対して、根深ネギの文化は江戸から全国に広まった。
千住ネギの特徴である、土寄せにより根深ネギを作り出す方法を、写真を見せることで知ってもらった。





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栽培は、同校の屋上菜園で行うが「荒川の森」と呼ばれている。

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屋上菜園だから土の量は限られていて、土寄せするには苦労する。
首都高中央環状線が見えるが、そこに荒川が流れている。

5年生が採種した千住ネギのねぎぼうずが熟していた。






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4年生全員を屋上菜園に集めて種まきをするだけのスペースがない、
そこで、3クラスを一クラス毎に屋上で種まきの指導を行った。

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農業委員会の内田委員と吉田委員が生徒たちに種の蒔き方を指導した。

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