先日、野菜文化史研究センター代表の久保功先生から、なにわの伝統野菜に、新たに「堺 鷹の爪」が認証されたとの、情報をいただいた。
江戸東京野菜の唐辛子は、内藤トウガラシだが、唐辛子として対比するのが、辛さが強い「鷹の爪」だ。
詳細を伺おうと「なにわの伝統野菜」に携わる方々にメールをしたが、早速、難波りんごさんが資料を送ってくれた。
大阪府では、昔から府内で栽培されてきた、歴史、文化を持つ大阪独自の品目について、「なにわの伝統野菜」として認証してきたが、今年度から、認証品目の拡大から、府内の生産者団体等から、認証を受け付けるようになったもので、その第一号として、「堺 鷹の爪」が認証されたもの。
今回は市民団体の「鷹の爪純粋種保存会 難波利三会長」より提出された資料等を基に、大阪府農政室 推進課地産地消推進グループの認証部会で決定した。
尚、認証部会は、JA大阪中央会、JA全農大阪、府立環境農林水産総合研究所、普及センター、市町村等で組織されている。
「鷹の爪純粋種保存会」には、生産者の他、情報をいただいた難波りんごさんもメンバー。
「純系」を継承してきた和風香辛料の老舗「やまつ辻田」は、明治35年の創業以来120年間、自家採種を続けてきた。
堺市市史には、明治36年、85haで栽培され、185トンの収量があったが、昭和30年代まで盛んだった栽培は、一時同社だけになってしまった。とある。
やまつ辻田の山椒と七味唐がらしを、辻田浩之社長からいただいたのを思い出した。
"「堺鷹の爪」認証” のタイトルで掲載した。
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