2021年08月13日

江戸東京野菜コンシェルジュの岡本健一さんが、有機農業に取り組んでいた 。


先日、JA東京みどりの坂巻宜政広報係長と「ファーマーズセンター みのーれ立川」で待ち合わせをしたときに、店内の野菜を見ていたら、江戸東京野菜の寺島ナスを売っていたので、清水丈雄さんのかと思って手に取ると、岡本健一とあった。揃いも良いから買った。

坂巻係長に、岡本さんのことを聞くと、武蔵村山市で数年前に就農した方で江戸東京野菜を栽培しているという。
嬉しくなって、今度案内してほしいとお願いしたら、快く案内しますと云っていただいた。





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後日、坂巻係長が自宅まで迎えに来てご案内頂いた。

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岡本さんにお会いして、すぐには思い出せなかったが、何と江戸東京野菜コンシェルジュで6期生。

岡本さんの寺島ナスには、シールが貼ってあって、《安全・健康・環境に配慮して、農薬や化学肥料を使用しないで育てました》とあった。

岡本さんは、杏林大学保健学部卒で、公害や環境分析をやってきたという。
2011年の東日本大震災が起こったことで、安全な食べ物は、有機農業で自分で作ろうと、援農ボランティヤや、農業研修なども行ったという。

当ブログでも、岡本さんが、青梅で働いていた時に何度か紹介していた。

コンシェルジュ協会の企画にも参加いただいている。
更科蕎麦+江戸東京野菜」を味わう、更科堀井の「冬の会」、押上「よしかつ」の新年会にも来てくれた。






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この畑は10a、主に寺島ナスが栽培されていたが、畑の周りにわい性ソルゴーを植えている。

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これによってアブラムシは、ナスにつかないで、ソルゴーの蜜に集まり、農薬を使わないで済むという。
ソルゴーは、緑肥としても使っている。

化学肥料は使わず、主に米ぬが、もみ殻、狭山丘陵の落ち葉で堆肥を作っている。






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岡本さんの畑の北に、残堀川が流れている。


収穫した寺島ナスをはじめとする産物は、「ファーマーズセンターみのーれ立川」の他、武蔵村山市三ツ藤で同級生がやっている自然食品の店「人参」と、
ららぽーと立川立飛1階の「わくわく広場」に、昭島モリタウン1階の「わくわく広場」でも購入できる。

飲食店のお客様には携帯のメールアドレスでお受けしている。
daguerreotype-1839.oka_ken@docomo.ne.jp



江戸東京野菜としては、7月には馬込半白キュウリも栽培したが、消費者の評判は良かったという。

武蔵村山市の学校給食には、たまねぎ、ジャガイモ、さつまいもなどを出荷している。






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畑は2か所で、もう一か所が「多摩開墾」で、60a。

ここでは、江戸東京野菜の八丈オクラが栽培されていた。
種を採りながら5〜6年になる。

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武蔵村山市の残堀・中原地区に「多摩開墾」と呼ばれる、広大な市街化調整区域内農地がある。
横田基地の周辺で、遠く基地内の外人専用ホテル2棟が見える。

5月に植えた分はアブラムシにやられて成長が遅れたが、2週間ずらして3回に分けて種を蒔いた6月植えは被害もなく順調に収穫しているという。






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帰りに、岡本さんにお気遣いをいただいた。
江戸東京野菜の寺島ナスと八丈オクラ、それに翡翠ナス、真黒茄子

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品目ごとに、解説のシールが貼ってある。


JA東京みどりでは、農業後継者のパートナー探しのイベントも行っているが、これに参加した岡本さんは、伴侶を射止め、お子さんが生まれ、1歳6か月のお子さんを育てている。

子どものためにもと、農業一本で張り切っていた。
posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 江戸東京野菜と生産者達
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