2021年08月24日

東村山市の「果樹園 久安」では、今年も甘い梨やブドウが実っていた。


東村山市でナシやブドウの収穫の時期が訪れているというので「果樹園 久安」に出かけた。

ご主人の中村博さんにはお会いできなかったが、中村さんは多摩湖梨の栽培を先代から引き継いでいる。

昭和2年(1927)、現東大和市に村山貯水池の多摩湖が完成した。
東京都民に水を供給しているという知名度と、水をたたえる多摩湖の名を取って、東大和市や隣接する東村山市で栽培する、みずみずしい梨の総称を「多摩湖梨」の名が付けられている。

しかし、価格の頭打ちに、10年前から中村さんは新たな果樹として、ブドウの根域栽培に取り組み、従来の土壌と決別して、最適な土壌をブレンドして鉢に入れ、土と水と日照の管理を行っている。

今、梨ではブランド梨の、幸水、秀麗、あきづきを栽培している。








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後継者の竜太さんは、明治大学農学部を卒業して、
平成18年に広島県農業技術センターで
葡萄の根域制限栽培について学んできた。

上の画像をタップする
一番大きなハウスには収穫を控えたブドウがなっていた。







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美味しそうなゴルビーと、シャインマスカットが並んでいた。

現在は、皮ごと食べられるヨーロッパ系のブドウが主流で、
竜太さんは消費者の好みを考えて品種の入れ替えをしているという、

上の画像をタップする
昨年来たときは蔵を改造したところで果実を販売していたが、
手狭になったのか、新たにお店を作った。

店には、”先客万来 果樹園久安” が掲げられていて、
奥様の久美子さんが、お客の対応をしていた。
posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の農業と農業者達
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