新型コロナウイルスが、新たに感染力の強いデルタ株となって都市から地方に広がっている。
そもそも新型コロナウイルスは、一昨年の, 2019年12月初旬に, 中国の武漢市で感染者がワールドニュースになった。
わが国では, 2020年1月15日に最初の感染が確認された後,クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の乗客の感染や,屋形船の集団感染が発生し、飲食店やホテルなどの集客は厳しい状況が始まっていた。
そのような背景の中で3月末に、文豪森鴎外のゆかりのホテル・上野の「水月ホテル鴎外荘」が、5月末で閉館することを明らかにし、閉館された。
昨日、水月ホテル鴎外荘の中村みさ子女将から絵ハガキが届いた。
同ホテルは1943年に、鴎外の居宅の隣に水月旅館として創業、隣の鴎外が新婚時代を過ごした居宅が売りに出たことから保存のためにこれを買い取り、「水月ホテル鴎外荘」として改名した。
鴎外の居宅は1886年に建てられ、庭の池や植木など明治の名残をとどめている。
初期の代表作「舞姫」を書いたことから、その部屋を「舞姫の間」としている。
その後、「鷗外荘修繕プロジェクト」はクラウドファンディングの支援を要請、目的が達成したことから、2021年5月には、食事は提供せず素泊まりだけだが営業は再開された。
また、8月には「鴎外温泉」の日帰り入浴が再開された。
浅草寺雷門の、すき焼き「ちんや」が8月15日で長期休業となった。
16日の住吉史彦社長のブログにもあったが、
住吉社長からのメールには「ありがたいことにスポンサーさんに恵まれ、予想より、やや早く再開できそうです。」とあった。
「水月ホテル鴎外荘」にしろ、浅草すき焼きの「ちんや」にしろ、再開の明るい情報が伝わってきたのはうれしいことだ。
ちんやビル1階の精肉店と、地下一階には、レストランちんや亭があるが、これらも現在休業中だが、再開が待ち遠しい。