2021年10月09日

足立区の小松菜栽培では第一人者の宇佐美一彦さんの圃場を見せていただいた。


足立区農業委員会(荒堀安行会長)では、足立区立の小学校6校で
「命をつなぐ千住ネギ栽培授業」を実施しているが、
先日保木間小学校で実施した定植作業で、昨年から農業委員の
宇佐美一彦さんが指導に当たっている。

播種の授業では、
毎年「千住ネギの話」〜みんなで育てよう 江戸東京野菜〜、を
パワーポイントで説明しているが、
その中で農業委員の皆さんの野菜栽培などを紹介している。

荒堀会長のつまもの「むら芽」栽培、宝谷さんが栽培する「菜花
内田さんの「本田うり」、舎人の新井さんの「水耕栽培」と
特徴のある農業を紹介してきたが、足立区の主要農産物「小松菜」
の生産者を紹介していなかった。

先日、宇佐美さんにお会いしたので、保木間小学校の帰りに、
自宅圃場にご案内頂いたもの。





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宇佐美さんには、大学を出て5年目に就農した大(まさる)さん
という後継者がいるから心強い。

上の画像をタップする
ハウス11棟(52a)で年間6回転、小松菜栽培の専業農家だけに

栽培品種は春から冬に向けて、えぐみの少ない品種に切り替えて、
年間栽培をしている。

「春のセンバツ(トキタ)」
「ひと夏の恋(日本農林社)」
「さくらぎ(サカタ)」
「ふゆさと(武蔵野種苗園)」

足立区には15-6軒の小松菜専門農家があるが、宇佐美さんは
小松菜栽培のリーダーとして、発言する場も多く、
昨年新型コロナ禍の中で、学校給食用に栽培してきた小松菜
数トンを廃棄しなければならなくなった際に、

宇佐美さんの
「学校給食が再開した時に小松菜がないというわけにはいかない」
との思いは、消費者に伝わると同時に、小松菜が足立区で
栽培されていることが、新住民に知れ渡った。

これにより、
地元産野菜をはじめ小松菜は、新型コロナ禍以前以上の販売量に
なっているという。





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小松菜の収穫作業は家族3人、宇佐美さんご夫妻に、後継者の
大さんで、消費者への思いを込めて丁寧に荷造り。

上の画像をタツプする







3-1-1.JPG

学校給食には、1束、1キログラムの荷づくり

上の画像をタップする
小松菜は、学校給食の他、
JAスマイルの直売所「あだち菜の郷」をはじめ、地元スーパーの

足立区内のサミット
畑直組
イトーヨーカ堂などでの取り扱いが増えた。
posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の農業と農業者達
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