2021年10月21日

第二十三回 深大寺十三夜観月会が10月18日(月)、旧暦の9月13日に、深大寺本堂前で開催された。


緊急事態宣言が解除された後、数日して、深大寺一味会の
浅田修平副会長から、深大寺の南無 秘仏元三(がんさん)大師像の
出開帳を東京国立博物館で行われるとの
資料を送って頂いたことは、報告した

その時に、18日に深大寺で開催される深大寺十三夜観月会に、
ほしひかる先生と一緒に招待いたしますと、案内状が入っていた。

案内には、
旧暦9月13日のお月見は、日本独自の月を愛でる風習です。
満月より少し欠けた月は、日本人独特の美意識の
表われといえます。

「天台声明」「邦楽と語り」と共に、十三夜のお月見を
お楽しみ下さい。 合掌」

午後5時30分…開場 6時…開演、午後7時15分終了予定
主催 深大寺十三夜の会  協力 調布市観光協会

とあった。






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深大寺十三夜観月会も先代八十八世張堂完俊住職から引き継がれた、
八十九世張堂興昭住職が、
昨年に続き、一部の終わりに法話を述べられた。

深大寺十三夜観月会の歴史は平成11年(1999)に遡る、当時一味会が、
深大寺在来そばの豊作を祈り、十三夜に深大寺のそば畑で、
能管(邦楽の横笛)を松田弘之先生が吹いたことに始まる。

これをフジTVが畑から生中継、NHK-TVのニュースでも紹介された。

その後、山門の階段上をステージに開催されていたが、
近年深大寺のご理解を得て、本堂で開催されるようになったもの。

上の画像をタップする
会場の境内には、ソーシャルディスタンスをとって、
折りたたみ椅子が置かれていた。

5時半から本堂前に善男善女が集まった
(電話での申し込み先着100名 鑑賞無料)。

司会進行は、ご住職の実弟張堂芳俊師が勉められた。

・境内マスク着用・境内飲食禁止・フラッシュでの写真撮影禁止。
動画撮影禁止。







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第一部 天台声明 九條錫杖
深大寺完俊山主・院内僧侶
一、行道讃 二、九條錫杖 三、般若心経 四、後唄

上の画像をタップする
錫杖とは法要や修行の際に用いる魔除けの法具であり、
錫杖の功徳が説かれている経文に旋律を付して唱える
声楽曲が九條錫杖である。

各條の終盤には素早く錫杖を振り鳴らし、
その清らかな音色はあらゆる厄災を払うと伝えられている。

雲があった夜空も、読経が進むにつれ晴れて、
十三夜の月が 煌々と輝いていた。







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張堂芳俊師は先日、住職の代理として調布市との姉妹都市を
締結している北信州の木島平村に行かれた。

上の画像をタップする
同行された、林田堯瞬師が、木島平村から持ち帰った、
深大寺在来そば(黒い実の付いた。)と、深大寺が栽培している
白い花と、山門の下に自生するススキを、お団子の隣に活けていた。







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第二部 大般若
 玄奘三蔵法師は、正しい仏法を求めて唐から天竺に渡り、
命を賭けた旅を続け、深大寺ゆかりの深沙大王の助けにより
ついに「大般若経」を持ち帰り、翻訳をなし遂げたという物語。

語りの坪井美香さんの迫力に、篠笛、能管、琵琶、打物、謡が
雰囲気を盛り上げて、邦楽と語りに境内の参観者は酔いしれた。

十三夜の月は冴え渡り、寒さを忘れて聞き入った。

出演
語り…坪井美香 篠笛…金子弘美 能管…松田弘之、
琵琶…岩佐鶴丈 謡…山中迓晶 打物…橘政愛 (敬称略)








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途中で、僧侶が600卷の経典をもって入場する。

上の画像をタップする
続いて、林田堯瞬師が中央に座り読経始まる。
圧巻だったのは、大般若経600巻の転読で
語りと邦楽の「静」から、転読の「動」に変わったからだ。

経典の裏表紙を高く掲げ長く広げて、表紙に落とし込んでいく転読
このことで、風が起こり、この風に当たることでも病が癒えるという。





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十三夜の月あかりの中で、第二部 大般若もお開きとなったが。

素晴らしい語りと邦楽、大般若経の転読の迫力に、
境内からは拍手と共に満足の言葉が囁かれていた。

追伸
写真は、三脚なしだったから手ブレで10枚撮って、
顔がわかる写真は1枚の割だった
posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | そぱ・うどん・ソバリエ
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