2021年12月07日

江戸東京野菜の「江戸千住葱」の「立ちまるき」は、「太刀まるき」だった。


昭和の時代、正月の葱問屋には、初荷用の「大束まるき」が、
産地の生産者などから集まる。

初荷として取引のある、青果店や老舗のすき焼き店など、
ネギをたくさん使う料理店の店先を飾ったものだ。




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この千住ネギの大束まるきは、世田谷の等々力農振会の皆さん
2009年まで奉納していたものだが、最近は、奉納されなくなった。

ネギを栽培する農家が少なくなったのか、
それとも大束まるきの技術を持った方が、いなくなったのかだ。

上の画像をタップする
昭和の初めまでは、葱問屋が初荷に向かう前の風景である。
この、「大束まるき」の技術だが、
下の方のネギがつぶれないように作るのが技術だ。

浅草葱善の田中庸浩社長に伺うと、毎年、浅草神社に奉納している。

「大束まるき」は、木枠の中に寝かせてそれを縛ってを作るが、
浅草神社では、木枠のまま奉納して、お下がりを福分けしている。
お下がりが配りやすいからだ。
横浜の牛鍋処 荒井屋にも、初荷で持って行っている。

越谷ねぎでは「扇ねぎ」として販売している。

大束まるきは、大きさに合わせてこの木枠を作り、
まるく(束ねる)わけだ。






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明治神宮の新嘗祭に奉納された、江戸千住葱

上の画像をタップする
昨年、大阪で「葱サミット2020 in大阪」が開催されたときに、
「立ちまるき」で展示をした。

田中社長に「たちまるき」と聞いていたので立っているからと
「立ちまるき」と書いたが、
「立ち」と「太刀」が掛けてあって、「太刀まるき」だった。

雄々しい名前だ!。
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