コンシェルジュ協会では、新型コロナウィルスの感染拡大の中で、計画されていた活動は中止など自粛をしてきたが、今年度からは、理事会や総会は、Zoomによって実施して来た。
活動の新たな展開として、Zoomによる活動を検討してきたが、このほど事業の実施にむけて、理事が担当を分担して、コンシェルジュの皆さんにも協力をいただき、今回の企画を実施したもの。
10時半からの実施に当たって、理事は10時からZoomにより、担当の確認を行った。
この度の企画実施に至る経過と主旨について語った。
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参加者は、20数名の方々が参加された。
コンシェルジュ協会では、11月27日に、「初めての江戸東京野菜講座」を行ったのをはじめ、11月28日に、JA東京中央会と淀橋市場集荷力向上・販売促進部会が主催する「江戸東京野菜をまるごと体験しよう、見る、穫る、知る、食べる」に協力させていただいた。
これにより、総合講座も、2月5日、12日の二日間で実施する予定です。
12月6日、7日の更科堀井「冬の会」。12日の「冬の江戸東京野菜収穫体験&山分け@ファーム渡戸」の実施。
14日には、中央会の、江戸東京野菜推進委員会が開催されます。
それ以外の、イベントとして
5日の、練馬大根引っこ抜き競技大会、
26日には、品川カブの品評会が、品川神社で開催される。
3月には、亀戸香取神社の福分けまつりも予定されている。
今後とも、江戸東京野菜の普及活動にも、ご支援ください。
松嶋あおいさんの進行で、生産者で理事の福島秀史さんと渡邉和嘉さんから、栽培状況など、報告が行われた。まず福島さんから
軽トラの運転席でZoomに参加していたが、車から降りてスマホで畑を案内してくれた。
八王子市川口町の丘陵地帯にある、畑を借りで農業を行っている。
風は強いが、陽当たりが良い畑で、現在高倉大根を栽培、4列の内1列は干している最中。
固定種だから、揃いが悪い特徴が表れている。種採りも行っていて、系統維持のために注意を払っているという。
福島さんの農業スタイルは、自然栽培で、無農薬、無肥料栽培を行っている。
高倉大根が好む土壌は、軽くて、柔らかい土で、水はけが良いこの畑がそれ。
自然農法では、ハコベやカラスのエンドウ等、雑草との共生を考えて栽培している。
コンパニオンプランツを作物の間に植えるようにしていて、のらぼう菜の間に、ネギを栽培している。
高倉大根は、八王子市高倉町の原善助さんが、100年前に育種を始めて今日に至っている。
これまで、親戚の立川太三郎さん一人になってしまったので、6年前から栽培を始めたもの。
次に、渡邉さんからの報告ですが、事前に佐々木さん(理事)が、動画を撮ってきていただいたので、それを見ながらの説明となった。
簡単に自己紹介、農家に生まれ、農業が好きで、農大卒業後JA東京あおばの前進・大泉農協に入り、3年前、退任(常務)したが、ライフワークとして蜜蜂の養蜂に取り組み、大泉の村田農園に依頼して、置いてもらっている。、
また、園主の了解を得て、江戸東京野菜の栽培をボランティアで栽培しているが、地元の、東京女子学院では、江戸東京野菜の栽培指導を行っている。
今畑にあるのは、亀戸大根、江戸城濠大根、寺島ナス、伝統小松菜のごせき晩生小松菜、内藤トウガラシ、千住一本ネギ(江戸千住葱)、馬込三寸ニンジン。
課題としては、渡邉さんの岳父、渡邉正好氏が育成した「渡辺早生ゴボウ」の栽培について、深く掘らなくても栽培できる方法を検討しているという。
お互い、農業の取り組みは違いますが、お互い練馬大根と高倉大根を栽培していることから、二人のトークセッションをお願いします。
福島さん、今年の秋冬の天候は、暖かい日が続いたが、栽培はどうでしたか
渡邉さん、気温は上がっていましたが、雨が多かったので、生育が進んで、収穫が追い付かなかった。
福島さん、大根を干すタイミングだが、まだ空っ風が吹かないのに、大根は大きくなってしまった。
1本が2キロクラスもあるから干すのに大変です。
渡邉さん、今回佐々木さんが、ビディオを取りに来たときには、抜くのに苦労しました。
気温が高いことから、干していてカビてしまうのでないかとの心配もある。
福島さん、大根洗いの昔の道具を探していますが、サメ皮などは立川さん、原さんのお宅に残っていた以外に、どこを探してもない。
渡邉さん、協会が実施した「伝統野菜は長老に聞け」で、練馬の渡戸章さんがサメ皮を見せてくれましたが、練馬でも渡戸さん以外ありませんね。
福島さん、干し大根の料理は、漬物以外でも美味しい創作料理が作られています。
渡邉さん、水分が少なくて実がしっかりしていて、・・・
福島さん、干し大根特有の匂いが、なんとも言えず好きで、ビタミンやアミノ酸が凝縮していて皆さんに是非食べていただきたいですネ!。
時間が来たようです。
渡邉さん、お互い頑張りましょう。
二人の話の中で、暖冬が栽培や商品化に影響している話が出ましたが、キャノングローバル戦略研究所の堅田主任研究員が地球温暖化における江戸東京野菜のイノベーションを論じている。
試食して頂けないのですが、皆さん作ってみてください。
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上原さんが紹介した創作料理、
「7.ダイコン皮のかんぴょう料理」は八王子のけいの家の料理。
「上原恭子の江戸東京野菜の美味しい食べ方。
練馬大根・高倉大根料理編」でも紹介している。
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総務担当の佐々木昭理事は、全体のプロデュースを担当された。