2021年12月10日

第15回練馬大根引っこ抜き競技大会が、今年は南田中の榎本さんの畑で開催された。


練馬大根引っこ抜き競技大会は、練馬の小中学生に地元の伝統野菜「練馬大根」を食べる機会を作ろうと15年前の2007年に始まった。

当時、練馬区の人口は70数万人、しかし、栽培している練馬大根は12千本程度だったことから、名前は聞いたことがあるけど、食べたことが無いという区民が多かった。
しかし、農家の方に栽培を依頼すると「抜いてくれるなら」と条件が付く。

長い大根は抜くのが大変で、交配種の青首大根が普及していたことから、改めて栽培することに躊躇する生産者が多かった。
そこで、区民の皆さんに手伝って頂こうと、競技大会が始まった。





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大会は、大泉地区、石神井地区、練馬地区の畑を回って開催しているもので、榎本さんは第9回で開催しているから、2回目の開催となった。

榎本さんは、練馬大根の抜き方の指導を行った。

榎本さんには、雑司ヶ谷ナスの栽培をお願いしている。





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この大会、練馬区とJA東京あおばが主催していることから、
大会会長の前田燿男練馬区長が挨拶、

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続いて、大会副会長の洒井利博JA東京あおば代表理事組合長が挨拶
相原健太大会審判長のルール説明では、今年は、1分で何本抜けるか、2本折ったら失格となった。
グループの部では、2分で10本まで、2本折ったら失格となった。

区長も組合長も、明日の学校給食に使われるものだから折らないように抜いてほしいと、語っていた。





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練馬大根は抜くのが大変だから、無理をすると腰を痛めかねないことから、出場者は全員、大根畑に入って、競技の準備体操。

体操は、江戸東京野菜の栽培農家・渡戸秀行さんが作詞作曲した、「練馬大根引っこ抜き方教えます」をかけて、独自の振りを付けたのが、小学校で体操の講師をしている坂田有紀先生。





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開会式が終わったところで、本部席前に酒井組合長と榎本さんがいらしたので、ツーショット。

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畑の脇で、カメラ片手に開会式を見ていたら、隣にいたJAの方から挨拶された。
「ご無沙汰しています! 、弟がお世話になっています!」と言われてもマスクをしているから怪訝な顔をしていたら、何とJA東京あおばの信用担当の島田健一常務理事だった。

お世話になっていますと言われた弟さんは、JA東京中央会の島田幸雄常務で、こちらが江戸東京野菜でお世話になっている。






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さて、競技大会は始まっていた。

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1本抜いて大根を置いたところが、大根の置き位置で、2本目からは置き位置まで持ってきて置く。
何本も抜いて行くと、置き位置は遠くなり、駆け足で置きに行き、駆け足で戻って抜く。
大根を投げたりすると、折れて失格になることもある。






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競技大会より早く、家族などグループの部は始まっていた。
毎年、競技大会だけでは抜け切れずに、会場にいた、応援団も含めて全員で抜くわけだが。
今年は、グルーブの部から始まり、子ども達が、夢中で抜いていた。

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子どもたちに体験をさせたいとする、ご父兄の方々も熱心で、抜き方を指導などしていた。
グループの部は、参加賞は、練馬大根。





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抜かれた大根は、JAのスタップが3台のトラックに積んでいた。
月曜日は、練馬区内の小中学校98校の学校給食になることから、洗い場のあるJA東京あおばの石神井支店の駐車場に運ばれる。

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洗い場の様子はここから

追録

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右から、佐々木昭さん、毎回来ている福島珠美さん。石さん、斉藤朝子さん、石さんのお友達大泉美子さん。

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江戸東京野菜を描きたいというボタニカルアーティストの石薫さんのことは、紹介しているが、

練馬大根も描きたいと、早く来て競技大会担当役員の新堀桂三常務理事の了解をえていて、榎本さんにも頼んでいた。
posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 粋な江戸っ子は白首大根
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