更科堀井 四季の会、は昨年の2月に開催して以降、新型コロナウイルスの感染拡大となったことから中止を余儀なくされていた。
この間、「蕎麦屋さん&生産者産を支援する会」が結成され、「新・江戸蕎麦ごちそう帳」が始まり、これまで3回実施されている。
四季の会の再開は、19回の冬の会で、実施に当たっては、11月に林幸子先生のアトリエグーで、打ち合わせを行っていて、12月6日(月)、7日(火)に実施することが決まった。
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江戸ソバリエ協会のほしひかる会長の司会進行で始まった。
総本家更科堀井の堀井良教社長が挨拶
更科堀井四季の会は、年4回の実施で、今回が19回です。
クイーンエリザベスがニュースになっていたころから、
1年と10か月を経て再開で、店としても大変うれしく思っています。
これからは、新型コロナの様子を見ながら注意をしてまいります。
今回は、林先生のエネルギーが伝わってくるメニューは、
ストレートな味わいで、皆さんに元気になって頂ける料理です。
お楽しみください。
献立は配られたが、ほし先生の奥様・白遊先生に揮毫頂いている。
御献立
一、 馬込三寸人参、冬のポタージュ
一、 亀戸大根 すずしろ蕎麦
一、 鴨の小松菜翡翠衣揚げ
一、 亀戸大根と牡蠣のオーブン焼き
一、 江戸野菜 沢煮あんかけ蕎麦
一、 東京みかんの好事福盧
「更科堀井 四季の会」を待ち遠しく思っていてくれた皆さん。
藁科さん、中山さん、橋さんご夫妻、福島さん、森川さん
森田さん、渡邉さん、石川さん、大浦さん、平野さんもいらした。
今回は、馬込三寸ニンジン、亀戸大根、伝統小松菜、東京みかん
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馬込三寸ニンジンと亀戸大根は、
武蔵村山の岡本健一さんが栽培したもの。
伝統小松菜と亀戸大根は。練馬の渡戸秀行さんが栽培したもの。
東京みかんは、練馬の「文さんみかん園」加藤文雄さんが栽培した。
馬込三寸ニンジン、亀戸大根、シントリ菜、品川カブ、三河島菜、
伝統小松菜、千住ネギ、内藤カボチャ、練馬大根、内藤トウガラシ、
奥多摩ワサビ、江戸城濠大根などが、この季節に収穫されているが、
林先生はこの中から、
馬込三寸ニンジン、亀戸大根、伝統小松菜を選ばれた。
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一、馬込三寸人参、冬のポタージュ
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亀戸大根の白い茎と、大根を更科蕎麦と合わせた。
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伝統小松菜のごせき晩生が鴨肉の衣になっていて、
小松菜本来の伝統の味を楽しめた。
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亀戸大根は、生で食べると辛味があるが、
亀戸大根の葉と大根が大きめの牡蠣の汁が染みて美味しい。
この餡かけには、馬込三寸ニンジン、伝統小松菜、
亀戸大根が餡の中に入っている。
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同店で出していた「新・江戸蕎麦ごちそう帳」の
沢煮餡かけ蕎麦が出てきた。
今回は、すずしろ蕎麦に次いで、更科蕎麦を堪能で来た。
森田さんも、満足されたようだ
一、東京みかんの好事福盧
本来は、紀州のみかんを使うようだが、地球温暖化の中で、
東京でも美味しいみかんを生産する農家がある。
練馬区土支田の「文さんみかん園」加藤文雄さんが栽培したもの。
好事福盧(こうずぶくろ)と読むが、
有名な「村上開進堂の好事福盧」が出てきた。
日本最古の洋菓子店の一つで、半蔵門近くにお店はあり、
クッキーやゼリーが美味しいが、紹介が無いと買えない。
好事福盧は、作家の池波正太郎が愛した菓子として有名である。
林先生に製法を教えてもらった同店の志堅原さんの手作り。
スイーツを勉強していたというので指名された自信作。
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みかんのふたに残った果肉を絞って、ゼリーの上にかけてから頂く。
大正時代に作られた銘菓だ!!。
食べ終わって余韻を楽しんだ後に、河合孝義料理長がご挨拶
して冬の会は終了した。紹介された志堅原さん。
河合料理長は、四季の会が、開催されていなかった間、
立川支店の店長をされていたが戻ってこられていた。
石川さんがfacebookに早々に書いていた。
藁科美伸さんも書いてくれた。
雑談
同店のネギは、江戸東京野菜の江戸千住を使っているが、堀井社長に、千住ネギの初荷に「太刀まるき」の写真をお見せしたら、
関根支店長を呼ばれて、写真を見せたことで
支店長がこれ店に飾りましょうとなった。
又、辛味そばを暮れから出すとお聞きしたので、江戸城濠大根と
江戸辛味大根を紹介したが、これも採用となった。