2021年12月18日

練馬区立光が丘秋の陽小学校の6年生に「練馬大根の特徴と歴史を知ろう」の総合の授業を行った。


練馬区立光が丘秋の陽小学校(関根幸男校長)では、
毎年佐藤綾子栄養教諭の依頼で6年生の総合的な学習の時間
「練馬大根の特徴と歴史を知ろう」の授業に伺っている。

同校では、現在1年生トマト、2年生さつまいも・かぼちゃ、
3年生ダイコン、4年生にんじん、5年生米、6年生じゃがいも
を栽培してきている。




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佐藤栄養教諭は今年の6年生が1年生の時に同校に着任し
2年生の時に江戸東京野菜の雑司ヶ谷ナスを栽培させたいからと、
協力を求められた。

地元JA東京あおばに対応していただき、今年も対応いただいている。

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その夏は、雑司ヶ谷ナスがたくさん収穫されたと、
メールを頂いたので、当ブログで紹介している。





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3年生では、学校近くの農家上野誠さんの畑で、
練馬大根の収穫体験をしている。

生憎の雨だったが、生徒たちは泥だらけになったが、
抜けない練馬大根が、やっとの思いで抜いた達成感が、
いい思い出になっているようだ。

授業では、2年生、3年生の時の写真を映し出したので、
思い出していた。






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練馬大根が江戸城の北に当たる城北地域で栽培されてきた歴史、
収穫された大根をタクアン漬けにして普及したことなどを伝えた。

しかし、昭和の時代になってから、300年の連載障害で、
土の病気のバイラス病が蔓延したことから、商品としての
練馬大根は収穫できなくなったために、農家はキャベツ栽培に
切り替えました。

練馬大根が栽培できるようになったのは、
30数年経過してからでした。
しかし、練馬はキャベツの産地に代わっていて、また、食生活も
大きく変わったことから沢庵漬けの消費も減少していました。

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この日は、休日で学校公開日だったので、保護者の方々も
授業の様子をご覧になっていた。

練馬区民は70数万なのに、ねりま大根は1万数千本しか
栽培されていないことから、殆んどの区民は有名な練馬大根を
食べたことが無いというのが、現状だった15年前、小中学生に
練馬大根を食べさせようと、
「練馬大根引っこ抜き競技大会」が始まったことを伝えた。







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生徒たちが、12月6日に給食で食べた練馬大根は、5日(日)に
南田中で開催された「練馬大根引っこ抜き競技大会」で
抜かれたもので、当ブログで紹介したが、
その中から光が丘秋の陽小学校の大根4袋が配送された。

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給食で食べられた。


追録


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今年も、3年生は大根を収穫して、干しあがったものを米ぬかで
漬けていて、そのうちに沢庵漬けとして、
給食に出される予定のようだ。

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posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 小・中・高 食育の取組
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