2021年12月23日

亀戸大根の地元・香取小学校の3年生に亀戸のまち興しで始まった福分けまつりの物語を伝えた。


亀戸の伝統野菜に「亀戸大根」がある。
亀戸香取神社で毎年3月に開催される祭典「福分けまつり」の収穫祭に
亀戸地域の小学校で栽培された亀戸大根が奉納されている。

これまで、第二亀戸小学校の4年生と、第一亀戸小学校の3年生
亀戸大根の話をしてきた。

折角の機会なので、
香取神社に最も近い、区立香取小学校(石川千影校長)の
深井俊哉副校長に電話で亀戸大根の栽培の現状についてお聞きした。

同校では環境委員の5年生と6年生が亀戸大根を栽培していて、
学年では栽培していないという。
しかし、3年生で地域の事を学んでいるというので、
担任の根本教諭と相談して頂いて出前授業として呼んで頂いた。






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同校は昨年、新校舎が出来上がったが、3年生が1年の時、校舎は
建設中で、区のスクールバスで、大島5丁目にある
旧大島南小学校の仮校舎に通っていたという。

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担任の根本教諭に伺うと3年生は36名。
モニターが見やすい位置に机をずらして、全員にメモ用紙を配った。






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亀戸は西暦650年頃、亀島と云う島だった。
その後、上流から土砂が運ばれてきて、島の周りは埋まり
陸になっていました。
亀島には美味しい水が出る井戸があり、亀井戸と呼ばれていた。
現在亀戸香取神社境内に井戸が再現されている。

日本農林社の亀戸大根の種袋には「青茎亀井戸大根」とある。







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同校は亀戸香取神社とは通りを挟んである。
第1回の1999年11月に播種をした亀戸大根は、
2000年の福分けまつりに奉納していて、
第1回に3年生が栽培していたなら、現在30歳になっている。
まさに、SDGs、持続可能な取り組みが続いている。






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香取神社の収穫祭に奉納するのは、地元の小学校や幼稚園以外に、

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亀戸駅ビルのアトレ亀戸8階屋上では、
お客さんに種を蒔いてもらった亀戸大根(写真上)が育つ。

亀戸駅のホーム下(写真右下)でも、亀戸大根が成長している。

また、種の採種についても生徒たちに伝えた。


追録

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根本先生が授業の終わりに、学習発表会の様子を見せてくれた。

同校の学習発表会は、新型コロナの関係で、ステージで行い
全校生徒は、各教室のモニターで見た。

3年生は、「大好きな町 亀戸〜亀戸をもっと知ろう〜」で、
歴史グループ、自然グルーブ、江戸切子グルーブ
寺・神社グループ、食グループに分かれて、
希望のグループに入って発表したという。

特に、食グループでは、
亀戸餃子グループ(5名)と亀戸大根グループ(3名)に
分かれて発表した。

3人の女子児童を根本先生に紹介されたが、良く調べていた。
学習発表会の前に、出前授業に来てあげればよかった。







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深井副校長にお願いして、栽培している校庭の隅に案内頂いた。

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同校では、亀戸大根を5年生と6年生の環境委員が
委員会の中で栽培している。

新校舎になる前までは、どのように栽培していたのかは
わからなかったが、大根のプランター栽培は、難しいことから
環境委員会の指導教諭にお話を伺おうと思っている。

尚、亀戸大根を栽培している水神小学校の3年生には、
1月28日に伺うことになっている。
posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 小・中・高 食育の取組
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