2022年01月29日

江東区立水神小学校の3年生に、地元亀戸のことや、亀戸大根の物語についてお話してきた。


江戸東京野菜の亀戸大根の発祥の地、亀戸地区にある
江東区立水神小学校(古田豊校長)の3年生に出前授業を行ってきた。

亀戸地区の小学校では、亀戸香取神社で、2000年から毎年3月に
開催される亀戸大根の収穫祭に出品するため栽培をしている。

同校では3年生が、栽培していたが、亀戸大根については、
3年生が自らの調べ学習の中で、亀戸大根について学んでいた。

江戸東京・伝統野菜研究会では、これまで第二亀戸小学校から
依頼されて行ってきた、亀戸大根の授業が、亀戸地区の小学校
3校で出来ないものか、直接各校に電話をした。

これによって、次々に3校で開催できることになった。






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地元の亀戸香取神社に、通りを挟んで開校した香取小学校は、
香取神社からその名をとっている。

上の画像をタップする

水神小学校は、地元にある亀戸水神宮からその名をとっている。
小学校以外にも、東武亀戸線に「亀戸水神駅」の名がある。

水神宮の辺りは、亀戸地区の中でも、遅くまで農地があって、
亀戸大根を栽培していたと聞く。
同校の記録によると、明治末期まで亀戸村では田圃や
蓮田が広がっていたという。
(写真は葛飾区扇にある蓮田を参考に・・・。)





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同校の校庭からは、スカイツリーが間近に見える。

上の画像をタップするとスカイツリーから見た亀戸地区。
第二亀戸小学校には、昨年11月に伺っている。

第一亀戸小学校は直接電話をして12月に3年生の授業を行った。

香取小学校も、直接電話をして一亀の次に行っている。

今年になって、オミクロン株の市中感染が拡大していったことから、
水神小ではどうなるか心配していたが、予定通り開催された。







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これまで、亀戸地区の小学生3校が、3年生の総合の時間で、
パワーポイントを使って、亀戸の地域の話と、亀戸大根のいわれ、
亀戸香取神社で実施されている「かめの会」主催の福分けまつりが
開催されるに至った経過や歴史についても、分かりやすく伝えた。

上の画像をタップする。
学校毎に、その学校の地域の特徴を加えてきた。
特に、各学校とも亀戸大根の栽培を行っていることから、
JR亀戸駅ホームの脇で栽培していることや、駅ビルアトレの屋上等
地域で栽培されている現状を、映像で紹介した。

地域ではこの時期、亀戸大根の栽培は、
小学校だけではないことを説明した。






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古田校長も、授業を聞いていただいたが、
初めて聞く話もあったと言っていただいた。

江東区の伝統野菜は、亀戸大根の他、砂村三寸ニンジン、砂村一本ネギが江戸東京野菜だ。

特に砂村一本ネギは第五砂町小学校で栽培した時に、
栄養教諭の発案で、種の伝達式を実施していただいた。

それが足立区に移り、千住ネギで、命をつなぐ千住ネギの栽培授業が6校で行われていることをお伝えした。

同校では、亀戸大根の栽培を、ペットボトルで行っていた。

上の画像をタップする
帰り際、校長先生にペットボトルが置いてある場所に案内頂いたが、
近くには花壇もあり、ジャガイモを栽培していたことから、
地元の伝統野菜だけに、
来年度からは菜園で亀戸大根の栽培をお勧めした。

ペットボトルの亀戸大根を菜園に移植(移しても成長に問題なし)。
4月末から5月には花が咲くので種を採り、来年の3年生に
種を伝達することをお願いした。

持続可能な開発目標を体感することができるはずだ。



posted by 大竹道茂 at 00:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 小・中・高 食育の取組
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