2022年02月11日

井之口さんのハウスでは江戸千住ネギと江戸辛味大根の採種をする準備ができた。


先日、早稲田ミョウガタケを栽培している井之口喜實夫さんの
お宅に伺った
ことは紹介した。

隣のハウスで、
江戸辛味大根と江戸千住ネギの採種の準備をされていた。
江戸辛味大根と江戸千住ネギは、
これまで浅草葱善の田中庸浩社長が、採種を行ってきたもので、

浅草葱善は初代から、江戸千住ネギの種を守ってきたが、
荒川流域で栽培を復活させたいと思っていて、2015年に
足立の内田宏之さんとご縁ができて栽培が始まった。





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井之口さんのお宅には早稲田ミョウガタケの生育を見に行った時に、
千住ネギが足立区で復活した話を、雑談の中で話していた。

井之口さんは、自家用のネギを栽培しているようなので、
思い切って千住ネギの栽培を打診してみた。

千住ネギは昔から柔らかくておいしいとの話を聞いているので、
やってもいいという返事を頂いた。

井之口さんの気持ちは、田中社長に伝え、
2016年、井之口さんの元に苗が届き栽培が始まった。

井之口さんは6年間の栽培経験の中で、太くて揃いの良いネギを
選抜して採種しようと、田中社長の了解を得て
今年も、ハウス内で採種の準備を始めた。

上の画像をタップする
植えられたネギが倒れないように、
段ボールの空き箱で囲いをしている。





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浅草葱善では、毎年「江戸千住年越しそばセッ」に、江戸辛味大根
を入れているが、井之口さんの栽培技術を知った田中社長は、
2018年に江戸辛味大根の栽培を依頼してきた。

栽培した井之口さんは、固定種独特の揃いの悪さや、
割れてしまうものなどもあり、良いものを選抜して採種を行い
ここ2〜3年は固定して品質は揃ってきているという。

2021年は、住宅街の畑で江戸辛味大根を栽培していたが、
更科堀井では、江戸辛味大根で鬼汁そばを販売している。

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