2022年02月20日

清瀬市の並木猛さんが栽培するセルリーを、周辺の皆さんが収穫を待っている。


清瀬市でセルリーの栽培をしている並木猛さんから、5日に電話を頂いた。
下葉の枯れ葉などを取り除く作業をやると、電話を頂いた。
生憎、先約があっていけなかったが、先日時間が空いたので、新小金井街道沿いの中清戸のハウスに立ち寄った。

交配種の時代に、並木さんは、師匠の今は亡き伊藤仁太郎さんの日本一のセルリーの種、「コーネル619」を、引き継いでいる。
セルリー本来の味がするが、固定種独特の揃いの悪さなど、栽培には苦労があるようだ。

枯れ葉などを取り除いて、すっきりした株元に、たっぷりとした水をやっていた。
水やりも時間が来たら水をやるではなしに、セルリーの生育を見ながら一株ひと株、愛情をもっての潅水だ。

立春が過ぎ10日過ぎから春の反応が、セルリーにも感じられ、日々たくましくなっていくという。





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セルリーの収穫は、桜の開花の頃が、収穫するタイミングになるようだ。
並木さんは、このハウスと南側のハウス、それと志木街道沿いの屋敷地にあるハウスの3か所で栽培しているが、ハウスごとに微妙に違うということを消費者から教えてもらった。

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ハウス周辺のご近所の方も、収穫の日を楽しみにしてくれていて、収穫の日にはハウスの外に並ぶ。
ご近所の方々から学ぶこともあるという。

近所の方は、こちらのハウスは、4500株を栽培しているが、セルリー本来の味わい香りは好評のセルリーだが、南側のハウスの2000株が、特に好きな方がいるという。
ハウスごとに、味わいが異なると云う。不味いのではなく、独特の味わいがあるようで、それが好きだという。






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セルリー栽培をして、今年で18年目になるが、ハウスごとに、味や香りの違いが現れるというのは、消費者から教えてもらったことだ。

このハウスの後作が、小松菜で、南側のハウスでは枝豆を栽培しているが、無肥料栽培をしている。
セルリー栽培にたっぷりの堆肥を使っているので、後作は無肥料でもいいものができる。

南側のハウスに近い西側に、昨年住宅ができたことで西日が当たらなくなったことでも、若干の違いが出てくるかもしれない。
そのハウスの、周りの環境の違いも、味や香りに影響を与えている のだろうという。
消費者の話を聞くのも都市農業ならではだ。

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今年度も、自宅近くのハウスを含めて7000株の栽培をしている。






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帰りに、自宅奥の畑で栽培されていた、ほうれん草を頂いた。

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寒さの中で、甘みが乗ったほうれん草だった。
posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京の農業と農業者達
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