園部農園まで歩いて行ったが、途中、橋果樹園の前を通るので、
仕事を済ませたら、寄ろうと思って、後継者の橋尚寛さんに
電話をすると、これから消防団で、お昼には帰るという。
それは残念と言って電話を切った。
仕事が早く終わり、帰りに高橋果樹園の前まで来たので
後継者はいなくても、園主の高橋信茂さんがいらっしゃればと
インターホンを押した。
橋さんは、東京農大の同窓で、
体調を壊していたので心配していたが、出てきてくれた。
顔さえ見ればよかったが、果樹園を案内すると言ってくれた。
東京都の連合会会長もされた。
令和元年秋の叙勲では旭日小綬章を受章した。
祝賀会の日程も決まり招かれていたが、
新型コロナウィルスの感染拡大で中止になってしまった。
先代も組合長で、若い頃お世話になったが、立川では名門だ。
後継者の尚寛さんは、それまで植木生産だった家業を、
果樹栽培に転換させている。
あの時の、イチジクが年輪を増やしていた。
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バナーネと桝井ドーフィンを栽培していたが、現在は黒い、
ビオレ・ソリエス、アイーダブラック、褐色のブラウンターキー
なども導入している。
2010年11月30日、オテル・ドウ・ミクニの、東京を食べるディナー
で、メニューに「無花果(立川・高橋さん)の赤ワイン風味コンポート、
ショコラ包み」が出た。美味しく頂いた。
イチジクは7棟のハウスで7e。
直植えだが根圏栽培の手法も取り入れている。
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シャインマスカット(7月下旬〜8月上旬)、藤稔(8月下旬〜9月上旬)、
ピオーネ(8月下旬〜9月末)、クイーンニーナ(9月上旬〜10月中旬)、
と、7月から10月まで、常時収穫できるローテーション。
令和元年から東京都の補助事業を利用した、
根圏制御栽培を導入している。
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幸水、豊水、新高、秋月、稲城などの品種が栽培されていた。
収穫体験、学校給食、贈答用等、品種によって
使い分けをする予定だという。
ゆっくり歩きながら果樹栽培をご案内頂いた。
すずかけ通り側に高橋果樹園の入り口があった。
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自販機で野菜と果樹を売っているようだ。
この日は、閉めていたが、野菜は100円均一、果実は300円均一で、
ブルーベリー、キウイ、モモ、柿などを販売するという。
隣には、スーバーSaekiがあり、通りを挟んでドラックストアも
ある等、シーズンにはお客さんが来やすい環境だ。
現在、橋果樹園は会社組織にしていて、社長の高橋さん、
作業をするのは後継者の尚寛さんで、それ以外は、社員1名、
パート2名(週3)、農業ボランティア1名で
果樹栽培から収穫販売をこなしているという。
暫く来なかったが、立派な果樹園になっていた。
今度は7月頃、果樹の収穫期に来ようと思っている。
橋さん、ありがとうございました。