2022年03月14日

亀戸大根の栽培をしてきた亀戸地区の小学校などが、亀戸香取神社で開催された、収穫祭に奉納した。


江戸東京野菜のイベントとして、東京でも早くから亀戸の商店会の
皆さん「亀の会」が、まち興しとして、亀戸香取神社の始めた。

亀戸大根の「福分けまつり」は、2000年から始まったことから、
今年は23年目で、2000年に栽培した当時の4年生は、現在34歳になり、
子どもたちに、亀戸大根栽培の話を伝えているという。

小学校7校で始まった亀戸大根の栽培は、その後、小学校の廃止や
統合により、4校になったが、中学校1校、幼稚園2園、地元からは
JR亀戸駅、東武亀戸駅、そして駅ビルアトレが加わった。

2020年、2021年と新型コロナウィルスの感染拡大から、
中止となっていたが、授業で栽培してきただけに、収穫祭は
実施してほしいという、各学校からの要望で、地域住民を招いての
「福分けまつり」は行わず、収穫した亀戸大根を奉納する
収穫祭は実施された。







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当日、10時から香取神社の亀戸大根の碑の前に祭壇が設けられた。

写真右から、第一亀戸小学校の関哲也校長(第一亀戸幼稚園園長)
第二亀戸小学校の小野晴彦校長(第二亀戸幼稚園園長)、
香取小学校の石川千影校長、水神小学校の古田豊校長、

亀戸駅ビル・アトレの安田貢記店長と職員、
東武亀戸駅の落合正士駅長、花王ピオニー(株)の小野寺隆さん

花王ピオニー(株)は、香取神社の北、北十間川の福神橋を渡った
先にあるが、そこは墨田区だが、伝統野菜の亀戸大根を次世代に
伝えていくという趣旨に賛同して今年から栽培を始めている。







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式典は、修祓、降神、献饌、に続いて、
奉納式では亀戸大根を持ち寄った校長先生が、順次祭壇に奉納した。

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播種日がまちまちなので、大小色々







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香取邦彦宮司による祝詞奏上。

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その後、玉串奉奠、撤饌、昇神とあって式典終了したが、
司会進行は亀の会の有馬大助さん(有馬建設社長)からの指名で挨拶。

「亀の会」の福地事務局長、小学校を代表して、
水神小学校の古田豊校長等挨拶をされた。
江戸東京伝統野菜研究会代表として指名されたので、

これまで2020年2021年と中止になってきましたが、今回は各学校から
の要請で、生徒たちが栽培した亀戸大根を持ち寄って収穫祭が
開催されたことは、素晴らしいことだと思っています。

今話題になっているSDGs、「持続可能な開発目標」が2030年までに
達成しようと、世界各国で取り組んでいますが、

この亀戸大根は、江戸東京の伝統野菜で、江戸東京野菜と
呼ばれていますが、江戸東京野菜は、食糧の増産や、地産地消の
視点から、環境に負荷の少ない野菜として2030年とは言わず、
亀戸大根の栽培は末永く持続して頂いて、収穫祭が実施されることを
祈念して、ご挨拶といたします。


会場では、命の伝達授業の生みの親、銭元栄養教諭
(江東区立明治小学校)も来てくれていてお会いすることができた。







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カナリヤのご主人高橋さんが撮ってくれた。
右から、江戸東京野菜コンシェルジュの、
亀島由美子さん、草間壽子さん、橋芳江さん。
企画プロデューサーの堀信さん。
今回撮影した写真は、全て消してしまうミスを犯し、
上記の皆さんが撮った写真を提供してもらいました。


追録

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数日前にNTV「鉄腕ダッシュ」の担当から、13日に亀戸大根を
紹介するので、ブログの写真を貸してほしい
との、電話があったが、13日の10時から収穫祭が行われるから
来たら!、
と伝えたが、急な事だったので、無理だったようで、
番組では、提供した写真で江戸東京野菜を色々紹介してくれた。

JR亀戸駅ホーム下の亀戸大根の写真を提供したが
JR亀戸駅は当日収穫祭には来なかった。

posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 粋な江戸っ子は白首大根
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