2022年03月17日

今年も北区立稲付中学校の2年生に、地元の江戸東京野菜・滝野川ごぼう、滝野川ニンジン、滝野川カブの物語を伝えた。


北区立稲付中学校(石川俊一郎校長)には、これまで新型コロナ以前の、2012年から、2019年まで食育がらみで江戸東京野菜の
話をさせていただいてきた。

2012年は、佐藤綾子栄養教諭(現練馬区立光が丘秋の陽小)に呼んで
頂いたが、2016年から稲橋あい栄養教諭に呼んでいただいていて、
給食では、今年度も練馬大根、大蔵大根、亀戸大根、千住ねぎ、
伝統小松菜を使ってくれていた。

石川校長は、2020年に田端中学から着任されたそうで、新型コロナの
関係で初めてお会いした。滝野川ゴボウをはじめ
練馬大根のことなど、お詳しかった。






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上の画像をタップする
同校の南、通りを挟んで味の素ナショナルスポーツセンターがあり、
オリンピックの養成選手が同校に通っていた。

2012年に乙黒拓斗選手(レスリング・金メダリスト)、2013年には
平野美宇選手(卓球・銀メダリスト)、2017年張本智和選手
(卓球・銅メダリスト)、が1年生で、平野選手は海外遠征中だったが、

乙黒・張本両選手は、江戸東京野菜の授業を受けていたと
先生に教えてもらった。








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今年は、新型コロナの関係で授業をしていなかった2年生が対象。
稲橋教諭から稲付中学でもSDGsについて勉強をしているというので、
「持続可能な開発目標」の開発マークを画面に入れながら
補足説明を行った。 パワーポイントでは、
開発マークは、1、2、3、4、11、12、14、15、17、を添付した。

上の画像をタップする
東京23区内の農地は、都心周辺の11区にあり、その中に
稲付中のある北区があるが、都市化の進行で、
浮間の農地だけになってしまった。

かつて北区では、北を流れる荒川や新河岸川から取水して
水田が広がっていたが、滝野川台地は、火山灰土が深いために、
練馬大根をはじめ、滝野川ゴボウ、滝野川ニンジン等長いものが
生育し、滝野川カブ等も栽培されていた。

滝野川ゴボウは、毎年滝野川紅葉中学で栽培しているが、
稲付中学では、滝野川カブの栽培を行ったことがある。






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滝野川ゴボウで地域おこしが始まっていることも紹介した

滝野川ゴボウは、元禄年間(1688〜1704)に北豊島郡滝野川の
鈴木源吾によって栽培が始まり、根の長さが1bもある
大長ゴボウ で品質が良いから人気があった。

滝野川ゴボウを使って滝野川のまち興しが、
今年、滝野川八幡宮が中心となって取り組み始める。

同校が職場体験学習で、協力を頂いいる三益屋酒店では、
滝野川ごぼうビールを発売していて、
北区のまち興しに10数年販売していることを紹介すた。


追録
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授業には、企画プロデューサーの堀信さん(写真左)と
職場体験学習で同校生徒を受け入れている三益屋酒店の
東海林孝生社長が参観された。


追伸
稲橋栄養教諭が早速ホームページで紹介して頂いた。
稲橋先生ありがとうございました。
posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 小・中・高 食育の取組
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