2022年03月26日

「拝島ねぎ保存会」の生産者連絡会議で、江戸東京野菜の現状を申し上げた。


昭島市の江戸東京野菜「拝島ねぎ保存会」が生産者連絡会議(JA東京みどり昭島経済センター)を開催するというので、ご案内を頂いた。

拝島ねぎの普及活動としては、2019年にフォレストイン昭和館「車屋」で行った「拝島ねぎ特別会席」を企画し、当時保存会の副会長だった井上茂夫さん、小町僖一さん、昭島市の飯島剣係長には、消費者の収穫体験に協力を頂いた。

また、最近では今年度の市立中神小学校からの依頼で、3年生に江戸東京野菜の授業を、4年生には拝島ねぎの授業を行ったが、今年になってからは地元の生産者鈴木寿昭さんに播種の指導を行っていただいた。

拝島ねぎ栽培の授業は、保存会としても初めての事だったので、鈴木さんは、事務局にも相談していて、当日は農業委員会の石川さん、事務局の清水雄大さんも参加されていた。
尚、会議の資料として日本農業新聞のコピーが配られた。






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昨年の、3年生の授業の前日、市報に拝島ねぎを栽培する木野秀俊会長が掲載されたが、生徒たちは市報を見ていたようで、拝島ねぎのことは知っていた。
市民に拝島ねぎを知らせるには、効果的であった。

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中神小の拝島ねぎの授業は「命をつなぐ授業」を予定していることから、保存会の了解を頂きたいから、と事務局の清水さんに話していた。






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拝島ねぎについては、昭島市の生産者に限定していることから、生産者を増やす必要があるが、葉が柔らかく、葉が折れやすいなど栽培が難しいので、生産者が増えないという。

産地視察をやってはと、拝島ねぎと同じように葉の柔らかい千住ねぎを栽培している農家の視察を提案した。

種の件だが、中神小学校での授業は「命をつなぐ授業」を予定しているので、毎年学校で種を採ることを了解してもらった。

現在、給食で食べているのは8校あることから、各校で命をつなぐ授業を行っていきたいと、足立区の事例を申し上げて、農業委員会で栽培指導をすることが望ましいとお伝えした。

今回は生産者連絡会ということだったが、協力いただける消費者を保存会に入れる必要があるのでは、例えば市立東小学校の松屋有紀子栄養教諭など学校関係者とか、流通関係者など・・・

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当日の参加者は、木野会長、鈴木実副会長、井上茂夫さん、森田久夫さん、鈴木寿昭さん、農業委員会谷部英治会長、石川さん、飯島剣係長、JA東京みどりの清水雄大さんが出席した。






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拝島ねぎの販売は、市内では、JA東京みどりの直売所だけ、この日も1階の直売所には並んでいた。
JA以外には、学校給食に使われていて、現在8校の生徒が拝島ねぎを食べている。

また、東京野菜ネットワーク(株)が仕入れているので、都内各地で食べられていて、やわらかくて美味しいとの評価を得ていると堀将人社長(江戸東京野菜コンシェルジュ)から聞いている。

新型コロナ以前、11月の産業まつりでは、拝島ねぎのコーナーは行列ができるが、ここ数年中止されている。
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