瀧野川八幡神社で行われた播種祭で、地元谷端自治会の
正木会長に伺った。
滝野川ゴボウでどのような授業をされているのかと、同校に電話を
すると、新型コロナ以後に同校に着任した山本清一副校長が出て、
今は栽培していないので是非と出前授業を要請された。
同校は北区と板橋区の区境いで、JR埼京線の板橋駅から2-3分の所。
戦前の昭和9年(1934)に、滝野川第六尋常小学校の分教場として
開校していて、その前は、牧場で近くの牛乳店に納めていたと、
清水智子校長に伺った。
お話をする時間が持てた。
折角の機会なので、都内の小学校などで行っている、
江戸東京野菜の命をつなぐ授業についてもお伝えした。
藤井宮司の奥様も、授業参観に来られた。
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授業は9時35分から4年生。10時40分から3年生に
「北区の農業、滝野川の野菜」について話した。
東京の農業から入って、東京府北豊島郡と云われた時代、練馬、板橋、
北、豊島、荒川、新宿の一部で、特に江戸城の北、城北地方
(練馬、板橋、北、豊島)の特産物は、練馬大根、滝野川ゴボウ、
滝野川ニンジンで、どれも1b級の長い野菜が収穫されてきた。
同校の北を旧中山道が通り、巣鴨駅から板橋駅の間に、タネ屋さんが
集まり、タネ屋街道と云われていたことも。
特産物の歴史や特徴、食べ方についても、生徒達に質問をしながら
進めたが、生徒達も集中して授業を受けてくれた。
清水校長も、授業の内容と生徒たちの反応を見て、
分かりやすい授業でしたと、評価して頂いた。
4年生と3年生の授業、2時間お付き合いいただいた。
清水校長にお願いして、新型コロナ以前に滝野川ゴボウを
栽培していた様子を見せてもらった。
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手前の木箱が、日本農林社の大槻伸一取締役本部長から聞いていた
栽培用で、学校の庭土では栽培に向かないということで、
コンパネを使って造り、用土も栽培用の土を使ったという。
新型コロナの発生後は伺っていないと云っていた。
すり寄ってきた。
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生徒達が可愛がっているヤギの「ユリちゃん」は人なつこい。
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流れ出た水は、上の池から下の池に流れていて、陽だまりの下の池に
はオタマジャクシが沢山ふ化して泳いでいた。
この日は、北区立西ヶ原小学校の中村副校長とお約束をしていて、
これから出前授業のプレゼンに行きますと
清水校長にお話して同校を後にした。
追録
北区スクールコーディネーター広報委員会では、2019年に
谷端小学校の滝野川ゴボウの栽培を紹介していた。
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