2022年05月14日

北区立谷端小学校に、地元の伝統野菜「滝野川ゴボウ」の出前授業に伺った。


北区滝野川地区の谷端小学校で、滝野川ゴボウの栽培をしていると、
瀧野川八幡神社で行われた播種祭で、地元谷端自治会
正木会長に伺った。

滝野川ゴボウでどのような授業をされているのかと、同校に電話を
すると、新型コロナ以後に同校に着任した山本清一副校長が出て、
今は栽培していないので是非と出前授業を要請された。

同校は北区と板橋区の区境いで、JR埼京線の板橋駅から2-3分の所。

戦前の昭和9年(1934)に、滝野川第六尋常小学校の分教場として
開校していて、その前は、牧場で近くの牛乳店に納めていたと、
清水智子校長に伺った。






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少し早く着いたので、校長室に通され清水校長と
お話をする時間が持てた。

折角の機会なので、都内の小学校などで行っている、
江戸東京野菜の命をつなぐ授業についてもお伝えした。

藤井宮司の奥様も、授業参観に来られた。


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授業は9時35分から4年生。10時40分から3年生に
「北区の農業、滝野川の野菜」について話した。
東京の農業から入って、東京府北豊島郡と云われた時代、練馬、板橋、
北、豊島、荒川、新宿の一部で、特に江戸城の北、城北地方
(練馬、板橋、北、豊島)の特産物は、練馬大根、滝野川ゴボウ、
滝野川ニンジンで、どれも1b級の長い野菜が収穫されてきた。

同校の北を旧中山道が通り、巣鴨駅から板橋駅の間に、タネ屋さんが
集まり、タネ屋街道と云われていたことも。

特産物の歴史や特徴、食べ方についても、生徒達に質問をしながら
進めたが、生徒達も集中して授業を受けてくれた。

清水校長も、授業の内容と生徒たちの反応を見て、
分かりやすい授業でしたと、評価して頂いた。






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内容は、同じだったが、清水校長、松本副校長、藤井宮司夫人も、
4年生と3年生の授業、2時間お付き合いいただいた。

清水校長にお願いして、新型コロナ以前に滝野川ゴボウを
栽培していた様子を見せてもらった。

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手前の木箱が、日本農林社の大槻伸一取締役本部長から聞いていた
栽培用で、学校の庭土では栽培に向かないということで、
コンパネを使って造り、用土も栽培用の土を使ったという。

新型コロナの発生後は伺っていないと云っていた。






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ヤギの「ユリちゃん」は、9歳のメスで、清水校長が呼ぶと
すり寄ってきた。

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生徒達が可愛がっているヤギの「ユリちゃん」は人なつこい。





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ビオトープもあった。

上の画像をタツプする
流れ出た水は、上の池から下の池に流れていて、陽だまりの下の池に
はオタマジャクシが沢山ふ化して泳いでいた。


この日は、北区立西ヶ原小学校の中村副校長とお約束をしていて、
これから出前授業のプレゼンに行きますと
清水校長にお話して同校を後にした。



追録

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北区スクールコーディネーター広報委員会では、2019年に
谷端小学校の滝野川ゴボウの栽培を紹介していた。

上の画像をタップする


posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 滝野川のゴボウ、ニンジン
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