2022年06月07日

滝野川第二小学校の6年生が蒔いた、滝野川ゴボウが発芽したと云うので見せていただいた。


北区立滝野川第二小学校(滝二小)では、毎年滝野川ゴボウを
栽培していると、瀧野川八幡神社の藤川宮司から伺っていた。

八幡様には、復活栽培を始めたことで、情報が集まってきていて
滝二小の情報もPTAの会長さんなどから話を聞いていたようだ。

何度か小杉副校長に電話で様子を聞いていて、6年生が播種をしたと
云うので、発芽の様子が見たくて、同校に電話をすると、
蓮実和代校長が出られて「どうぞご覧になってください」
と云うので伺ったもの。






2-1.JPG

同校は、都営三田線の西巣鴨駅から2-3分のところにある。

生徒達の調べ学習も進んでいるようなので、江戸東京野菜の
情報として、「江戸東京野菜暦」をクラス分持参した。

蓮実校長はご出張のようで、小杉副校長にご案内頂いた。

校庭脇のプールの裏に、各学年の菜園が並んでいた。
そこに、日本農林社の指導で造った新品の「ごぼう箱」があった。







3-1.JPG

長い滝野川ゴボウが栽培できるように、高さ90aほどで
根が長くなれば、底が無いから地中に延ばす。

上の画像をタップする
6年生の2組が、滝野川紅葉中学から頂いた種を5月の連休明けに
蒔いたようで、本葉が出始めていた。

昨年は、直接菜園に蒔いたようだが、土の中の固いものに当たって
二股になったりしたとかで、
今年は、日本農林社の協力で、培養土も提供頂いたという。


6年生は滝野川についても学んでいて、滝野川に沿って歩いたりして、
滝野川ゴボウが生産された地域の環境なども体験しているという。


追録


4-1.JPG

同校の隣の区画に、北区立滝野川西区民文化センターがある。
同センターは、1996年に開設されたことから、1997年(平成9年)に
JA東京中央会では、「江戸・東京の農業」説明板を
都内各地に建立したが、

上の画像をタップする
「滝野川ニンジンとゴボウ」は、日本農林社の近藤宏会長の
お骨折りで、同文化センターの壁面に設置することが出来た。






5-1.JPG

また、同校からすぐの種屋街道(旧中山道)を渡ったところに
「千川上水調節池跡」があると、小杉副校長が教えてくれた。

上の画像をタップする
千川上水は、玉川上水から武蔵野市で分水して、
練馬区立野町の井口良男さんの屋敷周りを流れている。

上井草で暗渠となって、千川通りの起点となり、
西武池袋線の練馬駅前から江古田辺りまで、

用水は江古田駅と東長崎駅の間を曲がって、
東京メトロ有楽町線の千川駅の近くを通過し、東武東上線大山駅近く
を流れ板橋駅へ、そして谷端小の脇を流れて「千川上水調節池跡」に
繋がっていた。

暗渠となったことから、土砂が堆積して詰り、
景観以外用の無くなった用水は練馬区関町1丁目の辺りから
石神井川と善福寺川に分水して流していたが、

現在は善福寺池の下の池から流れ落ちる美濃山橋の下で、
善福寺川に流し込んでいる。


posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 滝野川のゴボウ、ニンジン
この記事へのコメント

この記事へのトラックバック