地域支援講座の第1回が開催されたことは、紹介した。
第2回は、「江戸東京野菜の育て方」で、講師は、宮寺光政さん。
上宿公民館と同じ小川町1番地で江戸東京野菜を栽培している。
この日は、少し早く宮寺農園の作業場を訪ねると、宮寺さんから
「公民館集合ですヨ!」と云うので、二人で公民館に向かった。
そんなことで、公民館で皆さんにご挨拶(写真左上)した後、
細渕館長が受講者の方々を案内して、宮寺農園へ・・・
宮寺農園の中を横切る、小川用水(写真左下)。
収穫された農産物はこの作業棟で、出荷作業を行う(写真右上)。
東京ギャップを取得している宮寺さんは、消費者に対して安全安心
が栽培の基本としており、農業資材倉庫を見せた。(写真右下)
馬込半白キュウリについて説明された。
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馬込半白キュウリは、大田区馬込で生まれたキュウリだが、
生産販売をする農家はいなくなり、東京では、宮寺さんをはじめ、
国分寺の小坂良夫さんをリーダーとするグループ、
練馬の渡戸秀行さん、三鷹の冨澤剛さん、小金井の大堀耕平さん
などが有名だ。
宮寺さんは、採種も行っているが、交配種(タキイ)の
「夏すずみ」を栽培していて、交雑した「半白モドキ」
(写真右下の手前)が生るとして、皆さんに見せていた。
食感は、半白だが、色はきれいに分かれていないので、
半白では販売できないと説明。
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講座の最終日は、田代先生だが、江戸東京野菜の「あしたば」
を使うという。
宮寺さんの農園では、「あしたば」が自生(写真左上)しており、
この時期抽苔して花芽が付いていた。
4月の初めまで江戸東京野菜の「のらぼうな」を、出荷していたが、
その後花が咲き、この時期、莢が固くなりつつあった。(写真下)
1時間半の、現地での講座は、宮寺さんの話に対して質問も多く
受講者にとって充実したものだった。
「馬込半白キュウリ」が食べたいと云うので、収穫された
半白キュウリが、作業棟で販売された。
次回は17日に、田代先生の「江戸東京野菜の調理方法を学ぶ」。