2022年06月16日

福井功さんが自費出版した「江戸東京の野菜図説」から、「つまもの」を紹介する。


江戸東京野菜の研究者で、東京都農業改良普及員として東京農業の発展
に貢献されてきた大先輩の故福井功さんが、2002年(平成14)10月に
自費出版した「江戸東京の野菜図説」を入手したことから、
福井家のご了解を得て、当ブログで紹介している。

先日、更科堀井の「夏の会」で、林幸子先生(料理研究家)は、
「つまもの」を、「つま」ではなく、主菜として調理して頂いたが、
目次を見ると「つまもの」が、掲載されているので、紹介する。





ayooutad.JPG

つる菜とアグー豚肉の重ね蒸し

上の画像をタップする
つまものとして江戸東京で生産された野菜  25n







2-1.JPG

紫芽の木箱(左下)もプラスチック(右上)に変わった。

上の画像をタップする
足立区産のつまもの28n
つまものの歴史と現在28n







3つる菜.JPG

むら芽切り、ソバサラダ

上の画像をタップする
つまもの追記29nで、つる菜を紹介している。



福井さんの時代は、取材も難しかった時代だったが、世代は変わった。
紫芽は、荒堀安行さん、浅月は、大熊久三郎さん、
鮎蓼は、鹿浜功さん、木の芽は、横田夏夫さん、
つるなは、水野正平さん、穂じそは、阿出川信夫さん、
芽かぶは、中野修平さん、菜花は、宝谷実さん、
の皆さんが取材を受けてくれた。
しかし、残念ながら鹿浜さんと阿出川さんは鬼籍に入られ、
鹿浜さんは後継者の徳雄さんが受け継いでいる
水野さんはご高齢で栽培をやめられたという。


                 

追録
これまで掲載した、福井功著「江戸東京野菜図説」
4/13 滝野川ごぼう
4/4 根ミツバ
3/16 亀戸大根

3/11 東京うど
3/9 一周忌に出版「自然を愛して
2/24 地名の付いた野菜の変遷

22/2/21 福井功さんの「江戸東京の野菜図説


posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 出版物・メディヤ等の紹介
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