2022年06月23日

東京産のルバーブを使った調理実習は、ジャムづくりで、フレンチの三國シェフが見守った。


東京女子学院高等学校(野口潔人校長)の保積栄理教諭が担当する
フードカルチャー(FC)コースのお手伝いをするようになって、
2年目になる。

江戸東京野菜の復活普及の授業は、座学と栽培実習を行っている。

座学の中では東京農業をベースに話したが、東京の農業は、
江東地区のゼロbから西多摩の中山間地帯、洋上1千`の
小笠原の亜熱帯農業まで、大産地は無いが東京都中央卸売市場に
全国から入荷する野菜の内、ブランド野菜以外の野菜は、
僅かだが、何でもあるのが、東京農業の特徴だ。





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多摩地区でたった一つの村、檜原村で伝統野菜の調査をしている時、
元助役をされていた鈴木留次郎さんが、白岩ウリと云う伝統野菜に
取り組んでいることを知った。

その鈴木さんが、檜原の産物で観光土産をつくって販売していた。
ルバーブのジャムだ。

鈴木さんに、ルバーブシャムの作り方を教えてもらった。
その時、美容にも良いという話に、東京女子学院高等学校の
FCコースが頭に浮かんだ。
後日、保積教諭に提案したところ取り上げてくれた。

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数日前に、三國レッスンをTJGのFCコースで出来ないか、保積先生と、
オテル・ドゥ・ミクニに伺った時の約束で、
三國清三シェフが、初めから来て授業を見守ってくれていた。
    






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野口校長も、生徒の様子を写真に収めていた。
1年生の時より、包丁さばきが上手になったと感心されていた。

ルバーブは1880年代に日本に導入されたが、定着せず。
1920年代に、長野県の野尻湖畔や軽井沢等に導入されて定着し、
現在、長野県や北海道が主産地になっている。






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生徒たちのテーブルを回って、アドバイスをした。

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ルバーブには腸内環境を整える食物繊維がたっぷり含まれているため、
大腸がん予防や便秘解消に効果的といわれている。

他にも、抗酸化力があり、肌の老化防止や風邪を予防する
ビタミンC、骨や歯の元となるカルシウムも多く含んでいる。





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出来上がったジャムは、生徒が持ち帰るには十分の量だった。

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生徒が作ったジャムを、クラッカーに乗せて頂いた。
三國シェフにも食べて頂いたが、美味しい!、と褒めていた。

ジャムを食べたところで、三國シェフを紹介した。
三國シェフは、ユーチュバーだと自己紹介をし、
料理の作り方をYouTubeで発信しているから勉強してください。

何時か、三國レッスンができることを楽しみにしているとも・・・・
生徒たちの反応も良かった。





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授業の最後に、鈴木さんが、7月2日にTV朝日
「食彩の王国」で紹介されることを伝えた。
皆さんが調理したルバーブを栽培した人、畑、環境を知る事は大切で、
見るように伝えた。





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座学が終わったところで、農園に行って収穫してきたと、
穂積先生が写真を送ってくれた。

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写真には、胡瓜と、寺島ナスが沢山写っていた。。
内藤カボチャも花が咲いているが、雄花なのか、雌花なのか


posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 小・中・高 食育の取組
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